ドイツ本国で9月5日にアウディの旗艦SUV『Q8』のアップデートが発表され、フェイスリフトを含む新たなエクステリアに加え、フロントにHDマトリクスLEDヘッドライトを、リヤにOLED(有機EL)リヤライトを採用。いずれもユーザーがライトシグネチャーを選択することが可能となるなど、よりパーソナライゼーション機能が高められている。

 デザインとテクノロジーの両面がさらに洗練され、アップグレードを受けた新型『Q8』は、八角形のアウディシングルフレームグリルに施す印象的なインレイを、標準バージョンでは縦とする一方、よりスポーティな装いのS lineエクステリアパッケージと高性能版“SQ8 TFSI”ではL字型のデザインとした。さらにバンパーのサイドエアインテークも異なるデザインとすることで、標準仕様とは明確な差別化を図っている。

 その上でベースモデルのアンダーライドガード、ドアアタッチメントトリム、ディフューザーにはコントラストカラーを採用し、オフロードモデルとしての力強い外観も強調。

 さらに標準装備となる高輝度LEDヘッドライトに加え、マトリクスLEDヘッドライトもオプション設定とし、アウディレーザーライトを備えたHDマトリクスLEDヘッドライトも用意されるなど、その表情をより印象的に演出する。

 この高い位置に設置されたデイタイムランニングライト(DRL)により『Q8』の幅の広さが視覚的に強調され、ヘッドライトとシングルフレーム間に流れるような一体感が創出される。

 さらに新機軸となるHDマトリクスLEDは、それぞれ24個のLEDと高出力レーザーダイオードから構成され、ヘッドライトに組み込まれたブルーのアンビエントライトにより識別することが可能に。70km/h以上の速度で作動するレーザーライトによりハイビームの照射範囲が大幅に増加する。

 また特徴的機能として“デジタル・デイタイムランニングライト・シグネチャー”が新たに追加され、MMI(マルチメディア・インターフェイス)を介してユーザーが4種類のライトシグネチャーの中から任意のパターンを選択することで、ユーザーの個性を反映した特徴的なエクステリアを創出することも可能とした。

 一方のリヤでは、ブラックのハイグロストリムと一体化されたアウディリングを備えたLEDライトストリップがデジタルOLEDリヤライトと組み合わされ、フロントと同様に車両の全幅にわたって配置される。

■有機ELリヤライトには追突事故を防止する機能も

 このデジタルOLEDリヤライトはオプション設定となり、ヘッドライトと連動して4種類のデジタルライトシグネチャーを選択することが可能となる。さらにアシスタンスシステムと連携して作動する近接表示機能も組み込まれ、後方から近づいてくる車両が停止している『Q8』の2m以内に近づくと、コントロールユニットがすべてのデジタルOLEDセグメントを点灯させる機能も備わる。

 標準ではコントラストカラーのグレーが採用されるシートトリムのステッチには複数のカラーが設定されるとともに、エクステリアでもアウディスポーツGmbHによるメタリック仕上げのサクヒールゴールド、アスカリブルー、チリレッドなど新しい3種類のカラーを設定。脚元では21インチから23インチまで、5種類の新しいホイールデザインが用意される。

 また第3世代モジュラーインフォテインメントツールキット(MIB3)は、市場独自のappストアを利用できるように機能が拡張され、サードパーティ製の人気アプリ(SpotifyやAmazon musicなど)が利用可能となるなど、ここでもさらなるパーソナライズが可能に。

 ドライバーアシスタンスシステムの面でも、車線変更警告、他の道路ユーザー(トラック、乗用車、モーターサイクル)との距離警告、交差点アシスト、信号機情報が、フルHD品質でアウディバーチャルコックピットに表示される。ダイナミクスでは連続可変アダプティブダンピングシステムを備えた電子制御式エアサスペンションや、オールホイールステアリングなどもオプション設定(SQ8 TFSIに標準装備)にて用意されている。

 パワートレインは3.0リットルV型直噴6気筒ガソリンの“55 TFSI(340PS/540Nm)”、同ディーゼルの“45 TDI(286PS/600Nm)”ともに、8速ティプトロニックとquattroフルタイム4輪駆動に、リチウムイオンバッテリーと48V主電源システムに電力を供給するベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を軸としたマイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。

 この新型『Q8』の日本市場向けモデル発売時期はまだ未定ながら、仕様、価格、グレード体系などは追ってアナウンスされる見込みだ。

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