大久保光「藤井監督から電話がきた」参戦経緯とTSRホンダの第一印象/2023EWC第4戦ボルドール24時間
MotoEライダーの大久保は、第8戦サンマリノ大会で今シーズンのレースを終えた。そして、EWCには第1戦ル・マン24時間に続いてMETISSから出場する計画もあったようだが、走らないことを決断。そんななかF.C.C. TSR Honda France側からアプローチがあったという。
大久保はオーガナイザーからメールが来て、ボルドールの時は何も予定がないことを伝えたというが、「その後、藤井監督から電話がきまして、『第4ライダーで来てくれないか』」と聞かれたという。
F.C.C. TSR Honda Franceとしてはジョシュ・フックが鈴鹿8耐前に負傷して、鈴鹿8耐は欠場。このレースで復帰するが、リザーブとして大久保を確保したかったようだ。
そんな大久保は14日のフリー走行はコースに出たのみでアタックしておらず、予選1回目のみ10ラップを周回して1分57秒655を記録した。
「TSRのバイクに乗ってみたかった」と大久保は続け、「ディフェンディングチャンピオンのマシンに乗れる機会なんて滅多にないので、いい経験ができました」とも語った。
マシンの第一印象は「すごく乗りやすいバイクで、疲れない」と大久保。MotoEバイクの大きさからすると「すごい小さく感じましたけど、問題なかったですね」という。少ない走行機会だったが、彼が語る通り「いい経験」になったことだろう。