マクラーレンF1、最終戦アブダビGPのFP1とオフシーズンテストにパト・オワードを起用へ
マクラーレンは以前、アブダビGPのFP1に2度のインディカーチャンピオンであるアレックス・パロウを起用しようとしていたが、パロウが2024年に向けたマクラーレンとの契約を破棄する決定をしたことで双方は対立し、訴訟沙汰になっている。パロウとの争いを受け、マクラーレンはF1のスーパーライセンスを取得する資格を持つと考えられるオワードを、2024年のリザーブドライバーとすることを望んでいる。
24歳のオワードにとっては、2022年にF1の公式セッションへのデビューを果たしたアブダビで2回目の走行となる。またFP1に加え、オワードは同地で実施されるF1のオフシーズンテストにもマクラーレンから参加する予定だ。
「FIAと確認をしているところだが、彼にはすでにスーパーライセンス取得資格があると考えている」とマクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは説明した。
「つまり彼はF1マシンをドライブし、リザーブドライバーのひとりとなる資格がある」
「アレックスかパトが担当するはずだった2回のメインイベント(フリー走行)については、あともう1回のFP1セッションをいわゆる若手ドライバーに託す必要があった。3レース以上のF1レースに出ていないドライバーだ。そしてアブダビでのオフシーズンテストがある」
「当初、こうしたイベントはふたりに分担させるはずだった。だが現在の状況では当然ながら、我々はパトをアブダビでのFP1に起用するし、彼がレース後の火曜日にアブダビで走行することも確かだ」