いよいよ2023年F1日本GPが開幕です! 普段スーパーGTでおなじみの本企画ですが、今回は編集部のF1担当スタッフが日本GPの決勝上位3名をガチ予想します。今年は全セッションが晴れ予報! しかし、なかには「日本GPもレッドブル不在の表彰台となる」なんて予想するスタッフも……。暖かい目でご覧いただければ幸いです(汗)。

 なお、各予想はレースウイーク開始前(走行前)に実施したものとなります。

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●カワノ(F1現地取材デビュー戦)の予想

優勝:カルロス・サインツ(フェラーリ)
2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 やはり優勝候補は、レッドブルとフェルスタッペンの連勝を止めたサインツです。サインツはイタリアGP、シンガポールGPと立て続けに見事な走りを続け、いわゆる『ゾーン』に入っていると感じさせるほど。鈴鹿はドライバーズサーキットとも呼ばれる体力的にもハードなコースですので、最後の最後はメンタリティの差が出るのではと思うので優勝候補に挙げます。となると、シンガポールGPで2位のノリスも注目です。マクラーレンがシンガポールで投入したアップデートは大アタリでしたし、決勝終盤はサインツのペースコントロールに翻弄されながらもメルセデスの猛追から2位を守り切りました。

 そして3位予想はハミルトン。一発はジョージ・ラッセルが上回るかもしれませんが、手堅さという点ではやはりベテランに分があるかと。と、ここまで書いて「これシンガポールGPの表彰台の3人じゃん!」となりましたが、実はイタリアGP後にこの企画が上がった際から、日本GPではこの3名が来ると思っていました。当然ルクレールの表彰台の可能性も考えましたが、フェラーリはルクレールを上手に使う(なんだかんだでルクレールも従う)ということがシンガポールGPで分かりましたので、あえて今回は外しました(やはりフェラーリはナンバー1ドライバーとナンバー2ドライバーをしっかりと分けたほうが、戦略がぶれないのかもですね)。

 レッドブルの2台に関しては、不調の要因が市街地コースのバンピーな路面に対しセットアップを合わせ込めなかったとするなら鈴鹿では復調するでしょう。ただ、シンガポールからは1週間も間がない連戦なだけに、ドライバーのメンタル面がどうなるかは気になるところ。時間もない中で気持ちを切り替え、悪い流れから脱却できればですが、そう簡単にいくのだろうか……。ということで、日本GPもレッドブル不在の表彰台となると予想します。

●クー(現地には行きませんが、今年はドライの週末になりそうで喜んでいる人)の予想

優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3位:ランド・ノリス(マクラーレン)

 希望を多分に含んだトップ3は、「優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)、2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)」です。シンガポールではフェラーリが輝いたので、メルセデスにもぜひ、シーズンに1度ぐらいはトップに立ってほしい! あと、アロンソがもう一度日本GPで表彰台に上がる姿を個人的に見たいです。

 ですが、現実はおそらくそうはならないでしょう。レッドブルはシンガポールで驚くほど苦戦しましたが、鈴鹿では元の強さを発揮するように思います。フェルスタッペンは、マリーナ・ベイで何が悪かったのかをある程度知った上で、「鈴鹿には自信がある」と言っています。レッドブルが復調するなら、1-2の可能性も高そうですが、このところ安定感のないセルジオ・ペレスが必ず2位に続くとは言い切れない。レッドブル以外が2位、3位に入る可能性が十分あると思います。

 その場合、誰がフェルスタッペンの後ろに来るか。レッドブルの下のポジションを、フェラーリ、メルセデス、マクラーレンが争い、フェラーリが一歩抜け出すのではないかと、最近の強さから予想します。このところ、より好調なのはカルロス・サインツの方ですが、そろそろルクレールがチームメイトバトルを制してもよいころですし、シンガポールでフェラーリの優勝のために滅私して尽くしたルクレールに、チームも報いたいと思っているはず。ということで、2位はルクレールでいきます。

 3位はマクラーレンのノリスで。シンガポールで大規模なアップデートが導入されたマシンに乗り、ノリスは2位表彰台を獲得。異なる特性の鈴鹿でどれだけのゲインがあるかですが、元々鈴鹿はMCL60との相性が悪くなさそうなので、再び輝くのではないでしょうか。

 昨年の日本GP決勝は雨でしたが、今年はドライコンディションになりそうですね。現世代のF1マシンでどれだけオーバーテイクが見られるのかも興味深いです。

●ハルロー(佐藤琢磨選手と同世代というか琢磨選手、現役すごい)の予想

優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)

 優勝争いはもうれ歴然、シンガポールでの失速など帳消しにしてしまうように、ポール・トゥ・ウインでフェルスタッペンが優勝を決めることはほぼ間違いないだろう。そして、角田裕毅の活躍とともにこの日本GPで焦点となるのが、表彰台のあとふたつのポジションに誰が上がるのか、という点。

 昨年はペレスとルクレールの激しいバトルが見どころとなったが、今年は勢いのあるノリスを推したい。もう1台のマクラーレン、ピアストリの初鈴鹿のパフォーマンスもとても興味深くて、表彰台に上がってもまったく不思議ではないと思うが、やはりここはペレスがしっかりと表彰台を獲得すると見た。フェラーリの2台はカルロス・サインツがこの2戦でひと皮剥けたような自信あふれるパフォーマンスを見せており、もしかしたら大穴か。いずれにしても、今年の日本GPの2位以下はとても見どころの多い戦いになりそうだ。