11月2日(木)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで、WEC世界耐久選手権第7戦『バーレーン8時間レース』のフリープラクティス1回目(FP1)が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が全体最速タイムをマークした。

 4日(土)に行われる今年最後のレースに向け、中東のバーレーンでWEC第7戦のレースウイークが開幕した。木曜日の12時15分、気温32℃路面温度36℃、北東からの風が強く吹くドライコンディションで週末最初のセッションがスタートすると、ほとんどのマシンがピットロードをあとにした。

 このFP1でトップタイムを記録したトヨタ7号車は、僚友の8号車とともに早々にタイムシートの上位に並び、スタートからわずか9分後に赤旗が提示された段階で姉妹車に次ぐ2番手につけていた。

 この赤旗は砂漠地帯のサンドストーム(砂嵐)によって引き起こされたもので、40分以上にわたってセッションが中断されることとなった。現地13時10分にふたたびグリーンフラッグ振動となったが、それと同時にウエット宣言が出され各車にレインライトの点滅が義務付けられる。

 この直後、トヨタ勢は7号車に乗り込んだ可夢偉が1分49秒856というタイムをマークし、セバスチャン・ブエミ駆る8号車も赤旗提示前に自身が記録したタイムを1000分の6秒更新する1分49秒960をマーク。ともに自己ベストタイムで改めてワン・ツーを形成した。

 約45分延長されたセッションの終盤には路面をしっかりと濡らす雨が降り始めたためタイムアップする車両はなく、トヨタのワン・ツーで週末最初のプラクティスは終了に。今大会を前に行われた“プラットフォームBoP”による調整の影響か、3番手から6番手には4台のポルシェ963が並び、その先頭でプロトン・コンペティションの99号車が、ジャンマリア・ブルーニがドライブで1分50秒290を刻み2台のワークスカーを上回ってみせた。

 ポルシェのLMDhカーと同じく7kgの重量減と最大エネルギーの1MJ削減を受け取った2号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング)がこれに続き、アレックス・リンの自己ベスト1分50秒542で総合7番手となった。首の皮一枚が繋がった状態で参戦初年度のタイトル獲得の権利を残しているフェラーリAFコルセの51号車と50号車フェラーリ499Pは8番手、9番手。フェラーリ勢はトップのトヨタから1.6秒以上おくれている。

 LMP2クラスは、逆転タイトルに向けて優勝が必須条件となっているユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソンが、フィリペ・アルバカーキのドライブで1分54秒100を刻みクラス最速に。ベクター・スポーツ10号車、チームWRTの31号車、JOTAの28号車が続きこのトップ4が、1分54秒台のタイムをマークした。

 すでにタイトル争いが決着しているLMGTEアマクラスでは、日本のDステーション・レーシングがクラス首位となった。777号車アストンマーティン・バンテージAMRは藤井誠暢のドライブで1分59秒516を刻み、木村武史組57号車フェラーリ488 GTEエボ(ケッセル・レーシング)を1000分の6秒上回っている。クラス3番手にはGRレーシングの86号車ポルシェ911 RSR-19が入り、このクラスでは異なる3メーカーのマシンが上位3枠を分け合う結果となった。

 WEC第7戦バーレーンのFP2は2日(木)現地17時30分、日本時間23時30分から開始予定だ。