現地時間11月3日、2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)の予選が行われ、Q3は天候不良により赤旗終了となるなか、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季11回目のポールポジションを獲得した。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にランス・ストロール(アストンマーティン)が続いた。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手で予選を終えている。

 アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)を舞台に開催されるサンパウロGP。今大会のドライタイヤのコンパウンドはC2タイヤがハード(白)、C3タイヤがミディアム(黄)、C4タイヤがソフト(赤)と、前戦メキシコシティGPからは1段階固めとなる。

 今回のサンパウロGPは、アメリカGPに続いて今季6度目、今季最後となるスプリントフォーマットだ。そのため、この予選の結果は現地時間5日14時(日本時間26時)より行われる71周の決勝のスターティンググリッドを決するものとなる。

■Q1:角田裕毅、0.044秒届かずQ1敗退

 直前に行われたサポートレースで発生したアクシデントに伴うデブリ回収のため、予選開始は15分ディレイに。現地時間15時15分、18分間のQ1は降水確率60パーセントと雨雲接近も予報されるなか、気温30度、路面温度40度、湿度56パーセントというドライコンディションのもと開始された。

 降雨の予報もあるため、セッション開始から各車早めにアタックへ入った。FP1では8台がソフトタイヤを履いていなかったこともあり、Q1開始早々からカルロス・サインツ(フェラーリ)がFP1で記録したトップタイム1分11秒732を上回るタイムが続々と記録される。

 序盤のトップタイムとなった1分10秒623をマークしたのはランド・ノリス(マクラーレン)。一方、最初のアタックでノリスから0.321秒差の3番手につけたフェルスタッペンは「マシンがカンガルーのように跳ねる。メキシコシティGPと同じ問題だ」と、インテルラゴスのバンピーな路面でマシンが跳ねると無線を飛ばす。

 セッションも後半に差し掛かった残り9分というところで早めに2セット目のソフトを投入したルクレールが1分10秒472でトップに浮上する。その直後にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)も2アタック目に入ったが、0.047秒とわずかにルクレールに届かない。

 残り3分を切ったところで暫定3番手につけているストロールが「雨が降ってきた」と無線。ただ、この時点では雨足は強まることなく、その直後には3セット目のソフトを投入したジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分10秒340をマークしチェッカー。

 Q1の2番手に0.096秒差のフェルスタッペン、3番手にルクレールが続いた。なお、セルジオ・ペレス(レッドブル)は13番手でQ2進出を果たした。

 角田はQ2に0.044秒届かずの16番手。以下、17番手ダニエル・リカルド(アルファタウリ)、18番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、19番手ローガン・サージェント(ウイリアムズ)、20番手周冠宇(アルファロメオ)の5台がQ1敗退。アルファタウリとアルファロメオは2台揃ってQ1敗退となった。

■Q2:ハース、アルピーヌはQ3進出ならず

 15分間のQ2は、雨を懸念してかレッドブルの2台が先んじてコースイン。フェルスタッペンはセッション序盤からニュータイヤを投入し、Q2最初のアタックで1分10秒162と、Q1でラッセルがマークしたトップタイムを上回る。一方、ノリスはユーズドでフェルスタッペンから0.161秒差の暫定2番手につける。

 セッション後半を迎え、ニュータイヤを履いたサインツが、フェルスタッペンには0.092秒届かずも暫定2番手に浮上と、フェラーリ勢もまずまず。ただ、残り4分を切るとノリスが1分10秒021をマークし、暫定トップに浮上する。さらにアメリカ、メキシコシティと苦戦が続いたアロンソが暫定4番手に浮上するなど、アストンマーティンも復調の兆しを見せる。

 残り2分40秒というところからフェルスタッペンがユーズドのソフトで再度アタック入り。セクター1で自己ベスト更新も、ターン4でわずかに挙動をいだしたこともあり、自己ベストタイム更新ならず。ノリスがトップのままQ2はチェッカー。2番手に0.141秒差のフェルスタッペン、3番手に0.198秒差のペレスが続いた。これでレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、アストンマーティンの上位5チームがQ3を占めることに。

 11番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、12番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、13番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、そしてターン4でのトラックリミット違反によりベストタイム抹消で15番手となったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の5台がQ2敗退となった。

■Q3:天候悪化で赤旗終了

 ポールポジションを決める最終Q3は12分間。Q3開始直前に観客が続々と雨具を着用する様子も見られた。本格的な降雨前にタイムを出すべく、セッション開始まで数分を残す状況のなか、ペレス、ピアストリを除く8台がピットレーン出口の前で整列し、セッション開始を待った。なお、ペレス、ピアストリの2台はセッション開始から1分経過のちにコースインと、タイミングをずらすことに。

 フェルスタッペンがまず、1アタック目からただひとり1分10秒台にタイムを入れ1分10秒727をマーク。そして暫定2番手ルクレール、暫定3番手ストロールが続いた。一方、タイミングをずらしてアタックに臨んだピアストリだったが、雨の影響かターン13でコースオフを喫しタイムを計測できず、そのままピットへ戻ることに。

 全車がピットに戻るなか、セッション残り6分を迎えると強風とともに黒く分厚い雲がサーキットを包み込むような状況に。雷鳴が接近し、Q3セッションは残り4分19秒というところで赤旗が提示。その赤旗をもってセッション終了が宣言された。

 これでフェルスタッペンが今季11回目のポールポジション獲得。過去2戦でポールを獲得していたルクレールがフロントロウに続いた。3番手にはストロール、4番手にアロンソが続き、アストンマーティンが2列目を獲得。5番手ハミルトン、6番手ラッセルと、メルセデス勢が3列目に並んだ。

 Q1、Q2と好調だったノリスは7番手、8番手サインツとなった。9番手ペレス、そして10番手にQ3でタイム計測できなかったピアストリと、コースインのタイミングをずらした2台は5列目という結果となった。

 明日、現地時間4日はスプリント・シュートアウト並びに、F1スプリントが開催される。2023年F1第21戦サンパウロGP決勝は、日本時間6日2時(現地時間5日14時)より71周で行われる。