11月4日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2023スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』の公式練習が行われ、GT500クラスは3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、GT300クラスは2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)がトップタイムを記録。両車とも逆転タイトル獲得に向けて最初の走行を終えている。

 いよいよシーズン最終戦となり、GT500、GT300の両クラスでシリーズチャンピオンが決まる大一番レースを迎えた2023年のスーパーGT。舞台はストップ&ゴーが特徴のモビリティリゾートもてぎだ。

 金曜搬入日から晴天に恵まれたサーキットは土曜予選日の早朝こそ霧に包まれ、サポートレースのFIA-F4予選がディレイに。しかし、スーパーGTの公式練習がスタートする9時25分には太陽が顔を出すなか、気温15度、路面温度18度、湿度71%というコンディションでセッションがスタート。

 走行が始まると、各マシンは1周のチェック走行を終えてピットに戻る車両、そのまま走行を続ける車両と、チームごとに選択が分かれる。その後もピットから出られないマシンは確認できず、各車が午後の予選、明日の決勝レースに向けてセットアップを詰めていった。

 セッション開始30分時点では、GT500が17号車Astemo NSX-GTの松下信治が1分37秒224でトップとなる。23号車MOTUL AUTECH Zのロニー・クインタレッリが2番手、8号車ARTA MUGEN NSX-GTの大湯都史樹が3番手に続く。トップの松下はヘアピンでコースアウトするシーンがあったが、ダメージなくコースに復帰している。

 GT300では逆転タイトルに向けてポールポジションが絶対条件となる2号車muta Racing GR86 GTの平良響が1分46秒635でクラストップに立つ。その後はコース上の落下物を回収するためにFCYが導入されるもすぐに解除され、セッション後半も大きなアクシデントなく10時50分から専有走行の時間を迎えた。

 まずは10分間のGT300専有走行が開始。この時点で気温は23度、路面温度は28度まで上がっている状況だ。だが、専有走行でタイムを上げる車両は少なく、2号車がそのままトップタイムで終了。逆転タイトルに向けてまずは幸先良いスタートを切った。

 2番手には88号車JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が1分46秒888、3番手にはランキングトップでタイトルに大手をかけている52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が1分47秒118で続いている。

 11時ちょうどからは同じく10分間のGT500専有走行がスタート。そのなかで3号車Niterra MOTUL Zの高星明誠が1分36秒577でトップタイム更新。36号車au TOM’S GR Supraの坪井翔が1分37秒194で2番手に続く。そして公式練習はここでセッション終了のチェッカーフラッグが振られ、ランキング2位から逆転タイトルを狙う3号車がトップで最終戦最初の走行を終える結果になった。

 そして最終アタックで塚越広大が駆る17号車が1分37秒186で2番手に飛び込んでくる走りを披露。ランキングトップの36号車は3番手、4番手には僚友を援護したい23号車MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、ランキング3位の16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が5番手というポジションで公式練習が終了した。

 両クラスでチャンピオンを争う車両が上位につけた公式練習。ポールポジションの1ポイントが重要となる2023スーパーGT第8戦もてぎの公式予選は、この後14時20分に開始される予定だ。