2023年F1サンパウロGP(ブラジルGP)決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番グリッドを確保していたが、フォーメイションラップ中にマシントラブルが発生。ルクレールはコースオフし、そのままリタイアとなった。フェラーリは、トラブルについて次のように説明している。

「フォーメイションラップ中、シャルルのマシンシステムのひとつに問題が発生し、油圧の供給が失われた。その結果、彼はパワーステアリングとギヤボックスコマンドを失った。残念ながら、彼がマシンをコントロールするためにやれることはなく、スピンしてウォールに突っ込むことを避けられなかった」

 サインツは7番グリッドから、メルセデスより上位の6位を獲得した。フェラーリは現在、コンストラクターズ2位の座を手に入れるために、メルセデスとのポイント差を縮めようとしている。今回、メルセデスは不調で、11ポイントしか獲得できなかったため、フェラーリにとっては絶好のチャンスだったが、ルクレールの決勝リタイアもあって13点ポイントにとどまった。両者のポイント差は残り2戦で20ポイントという状況だ。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(0周/71周)
2番グリッド/タイヤ:ソフト

 僕にとっては期待はずれの一日だった。2番手グリッドからのスタートだったから、大量得点を持ち帰って、選手権争いでの順位を上げることを狙っていた。それなのに、残念ながら早々とリタイアしなければならなかったんだ。フォーメイションラップのターン6で、パワーステアリングを失ってステアリングが急に重くなり、後輪もロックしてしまった。

 いまはもう最後の2レースに焦点を合わせている。決してあきらめるつもりはないし、コンストラクターズ選手権の順位争いを、手の届く限り最高の結果で終えるために戦っていく。まずはラスベガスで全力を尽くすよ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位(71周/71周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

 厳しいレースになった。昨日と同様にクラッチに問題があり、スタートは2回とも良くなくて、そこでいくつかポジションを失った。その後は、コース上で2台のメルセデスを抜くことができたものの、それ以上は無理だった。残念ながら、今日はアストンマーティン、レッドブル、マクラーレンの方が僕よりも速くて、6位以上は望めなかったんだ。

 シャルルがレースをスタートできなかったのは本当に残念だ。2台揃って戦えれば、メルセデスとの争いでとても重要なポイントを、ここブラジルで稼げたはずだからね。ここでいったんバッテリーを充電して、ラスベガスではまた好調さを取り戻せればと思っている。