先日のバーレーンでの最終戦で、WEC世界耐久選手権ハイパーカー・チャンピオンに輝いたブレンドン・ハートレーと、NTTインディカー・シリーズに参戦するコルトン・ハータが、2024年のIMSAミシュラン・エンデュランス・カップに出場するドライバーとして、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートに加わることになった。

 4度のWEC王者であるハートレーは、WTRのフルシーズンドライバーであるリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキと10号車アキュラARX-06をシェアする。ハータはジョーダン・テイラー/ルイ・デレトラズとともに、新たにチームがエントリーさせる40号車アキュラのラインアップに加わる。

 トヨタのハイパーカーで活躍するハートレーはこれまでもWTRと近しい関係であり、今年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間で2位となった同チームの一員でもあった。

 2022年最終戦のプチ・ル・マンでWTRと初めてレースをしたハートレーは、近年ウェザーテック選手権にしばしば出場を果たしている。彼は2017年にはエクストリーム・スピード・モータースポーツとともにプチ・ル・マンで優勝を飾っており、来季はエンデュランス・カップに組み込まれているこのイベントへと復帰することになる。

 一方、ハータはWTRに加わるのは初めてだが、現在パートナー組織となっているアンドレッティ・グローバルからインディカーに参戦している。

 彼は今年、ドイツブランドのファクトリードライバーとしてBMW MチームRLLからデイトナに参戦し、7月にはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースにおけるテストで、BMW MハイブリッドV8をドライブした。

 WTRアンドレッティのチーム代表ウェイン・テイラーは、「(エンデュランス・カップに)出場する3人目のドライバーとして、ブレンドン・ハートレーとコルトン・ハータの力を再び得ることができて興奮している」と語った。

「ブレンドンは以前にも我々に加わってくれたことがあり、我々は彼のことをよく知っている。コルトンはアンドレッティ・グローバル・グループの一員であり、彼らは我々に扉を開いてくれた」

「彼はGTカーでデイトナを制し、昨シーズンはLMDhカーをドライブし、本当に良い仕事をした。ブレンドンとコルトンの両方が参加することは、本当にエキサイティングだよ」

 WTRアンドレッティはハートレーとハータをエンデュランス・カップにおける「フルシーズン」ドライバーと表現しているが、ハータに関してはワトキンス・グレン6時間レースとウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカでのインディカーラウンドの間に日程のバッティングがある。

 チームは後日、その週末へのアプローチを決定すると思われるが、一方で1月のシーズン開幕戦デイトナ24時間における4人目のドライバーはまだ発表されていない。以前、ウェイン・テイラーはデイトナにおいて“現役F1ドライバー”を起用すると発言していた。

 アンドレッティ・グローバル会長兼最高経営責任者(CEO)のマイケル・アンドレッティは、「来シーズンのエンデュランス・ドライバーとしてコルトンとブレンドンが加わることは、すでに非常に才能のあるIMSAドライバーのラインアップを大きく強化することになるだろう」と述べている。

「彼らはいずれも耐久イベントでのレース経験が豊富で、複数のシリーズにわたってトラック上で非常に強力な経歴を構築している。2024年に彼らが何をしてくれるか、楽しみだ」