WEC世界耐久選手権に参戦するフェラーリのハイパーカードライバー、ニクラス・ニールセンは、複数年の延長とみられるオフィシャルドライバー契約を更新した。

 26歳・デンマーク人のニールセンは、トップレベルのプロトタイプ競技参戦初年度となった2023年、ハイパーカー世界耐久ドライバー選手権において、50号車フェラーリ499Pをドライブしたアントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナとともに3位に入る活躍を見せた。

 ニールセンはフェラーリ・チャレンジでレースキャリアをスタートさせ、2018年にグローバルタイトルを獲得。翌年にはGT3とGTEの世界へステップアップした。

 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズGTEタイトルを含む好成績はすぐにフェラーリのモータースポーツ経営陣の注目を集め、フェラーリと2020年のファクトリー契約を結んだ。

 その後、ニールセンはWECでLMGTEアマのタイトルを連覇し、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップのタイトルを獲得する途中には2021年のスパ24時間レースも制覇。これらはすべてAFコルセとともに手にしたものだ。

 さらにAFコルセで2022年のWEC・LMP2プロ/アマタイトルも獲得したニールセンは、フェラーリ499Pの開発に携わるようになり、2023年の6名のレースドライバーのうちのひとりとして選出されるに至っていた。

 今回の契約延長は複数シーズンにわたるものと思われるが、フェラーリは契約期間については明らかにしていない。

「フェラーリとの契約を更新できてとてもうれしい」とニールセンは語った。

「特に今年はハイパーカーとともに素晴らしいシーズンを過ごしたと思う。2024シーズンに向けて499Pの開発を続けることで、この旅を前に進めることを楽しみにしている」

 フェラーリは、ニールセンが来年も「主要な耐久競技でキャリアを続ける」としている。

 同社の耐久レース責任者であるアントネッロ・コレッタは先週のWEC最終戦において、現在の計画では2024年のハイパーカーのドライバーラインアップに変更はないと語っており、ル・マンを制し僅差でシリーズ4位となったアレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィの51号車の3人も、維持される可能性が高い。

「ニクラスはフェラーリ・ファミリーで育った速くて若いドライバーだ」とコレッタはニールセンの契約更新後にコメントした。

「ワンメイクシリーズでの勝利後、彼は2022年まで毎シーズン少なくともひとつの国際タイトルを獲得し、今年はFIA WECドライバーズランキングで3位となった。我々は彼との契約を更新できることを誇りに思っている」