11月10日、2023年MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。プラクティスではレプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは15番手、ジョアン・ミルは16番手となり、ともにダイレクトQ2進出を逃している。

 また、日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は21番手、アレックス・リンスの代役として参戦しているイケル・レクオーナ(LCRホンダ・カストロール)は、23番手で終えている。

 前戦の第17戦タイGPではスプリント、決勝ともに熱いバトルを繰り広げ、シングルフィニッシュで終えたマルケスだが、今大会の初日はやや厳しい走り出しとなった。午前のFP1では序盤に2分01秒110をマークして8番手につけたが、後半にかけてそれ以上のタイムアップが図れず、17番手まで後退してしまう。

 午後のプラクティスでは、開始早々に弟のアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)の後ろにつきながらアタックし、1分59秒515で一時トップに立つと、中盤頃までトップ10圏内につけていた。残り5分頃にアタックを再開して1分58秒788まで自己ベストを縮めたが、15番手にとどまり、予選Q2ダイレクト進出を逃す結果となった。

 ミルはFP1では2分01秒の壁をなかなか突破することができず、2分01秒348の19番手となった。しかし、プラクティスでは序盤から積極的にアタックし、徐々にタイムアップを図っていく。序盤に2分00秒前半まで縮め、後半は新品タイヤでアタックを行い、終了間際には一気に1分58秒902まで縮めることに成功。トップから1.079秒差の16番手となったが、自己ベストを大幅に更新して一歩前進を見せた。

 今シーズンMotoGPクラスに参戦するのは6度目となったレクオーナは、第18戦マレーシアGPと第19戦カタールGPの2戦でリンスの代役を務めることになる。FP1では久しぶりのホンダRC213Vに適応させていきながら、自己ベストは2分03秒293となったが、午後のプラクティスでは2分00秒451まで短縮させ、約3秒近くのタイムアップを成功させている。今まで代役を務めた大会ではほとんど完走を果たしており、ポイント獲得まであと一歩の走りを見せているレクオーナだが、今大会ではどのような走りを見せてくれるだろうか。

■マルク・マルケス(プラクティス:15番手)
「あるサーキットでは、ペースが悪くても1ラップの速さがあった。今大会はその逆で、ペースはすごくいいけれど、1ラップの速さがなかったんだ。しかし、予想していたような一日だったので大きな驚きはないよ」

「両セッションともに順調にスタートを切ることができたけれど、アタックに切り替えたときにプラスアルファを見つけることができなかった。今年はスプリントに決勝と、2つのレースがあるから、予選はとても重要だね。何ができるかを確認するために、Q1から100%で走っていくよ」

■ジョアン・ミル(プラクティス:16番手)
「正直、これまでと同じような金曜日になった。ここでは大きなステップを踏むのが難しく、また、一日を通してグリップも大きく変化した。プラクティスでは、2本目と3本目のタイヤのフィーリングがよかったから、明日はさらに改善できるよう努力し、全力でQ2進出を狙うよ。明日は、天候がどうなるかも重要なポイントになると思っているよ」

■中上貴晶(プラクティス:21番手)
「マシンのフィーリングは前戦よりもよくなりましたが、今大会はリヤグリップに苦しんでいます。コーナーの立ち上がりでタイムをロスしているので、この状況を修正してスプリントに挑みたいです」

■イケル・レクオーナ(プラクティス:23番手)
「タイムを上げようとしたときにクリアラップが取れず、思うようなタイムをマークすることができなかった。いくつか難しいことに取り組んだ一日でしたが、楽しむことができたよ」

「ここは僕にとって簡単なサーキットではないけれど、周回を重ねるごとに改善できているんだ。重要なのは前進すること。明日も全力を尽くしていくよ」