11月11日、静岡県の富士スピードウェイでENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第7戦『S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)が総合ポールポジションを獲得した。

 2023年のスーパー耐久を争う9クラス全59台は、10月21〜22日に岡山で行われた第6戦から3週間を経て、いよいよ迎えた最終戦の地となる富士スピードウェイに集結した。

 今回の第7戦は、今季2回目の富士スピードウェイでの開催となるが、第2戦での富士大会は24時間レースとは異なり、第7戦は4時間のレースとなる。また、秋が深まり気温と路面の状況も変化し、最終戦はレギュレーションによって積載が義務付けられるウエイトハンデも従来の3分の2となる。

 気温は15度と肌寒いなか、AドライバーとBドライバーのタイムの合算で順位を決める公式予選セッションがスタートした。Aドライバーの予選はウエット宣言が出されたが、降っては止んでを繰り返す難しいコンディションとなった。

 GT3マシン達が総合ポールポジションを争うST-Xクラスは、雨脚が次第に強まるなかアタックを敢行した31号車DENSO LEXUS RC F GT3の永井宏明が1分49秒141を記録しトップに立つ。2番手にはポイントランキングトップの14号車中升 ROOKIE AMG GT3をドライブする鵜飼龍太が続き、3番手にはTKRI松永建設AMG GT3のDAISUKEが入った。

 続いて行われたBドライバー予選では、777号車D'station Vantage GT3の近藤翼がトップタイムを記録するも、2番手には14号車の蒲生尚弥が入り、合算でもトップとなり総合ポールポジションを獲得。タイトルを争う23号車TKRI松永建設AMG GT3は、AドライバーのDAISUKEがクラス3番手、Bドライバーの元嶋佑弥が2番手タイムを記録し、2番手グリッドを獲得している。

 GT4マシンによって争われるST-Zクラスは、雨が強まる前にアタックが行われたこともあり52号車埼玉トヨペット GB GR Supra GT4の山﨑学が1分48秒579でAドライバーの総合トップタイムを記録。続いて行われたBドライバー予選では22号車Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSの千代勝正がトップタイムを記録し、22号車のAドライバー北園将太はクラス4番手タイムを記録しており合算タイムでも首位となってクラスポールポジションを獲得した。2番手には52号車、3番手にはシェイドレーシング GR86 GT(平中克幸/清水英志郎/山田真之亮)が続いている。

 2号車シンティアム アップル KTMと47号車D’station Vantage GT8Rの一騎打ちとなるST-1クラスは、織戸学/谷口信輝というコンビで参戦する47号車がAドライバーとBドライバーともにライバルを上回るタイムを記録し今季初ポールを獲得した。2台のホンダ・シビックTCRが争うST-TCRクラスは、両セッションともにライバルを上回った97号車Racer HFDP CIVICに軍配が上がっている。

 ミツビシ・ランサーエボリューション、トヨタGRヤリス、FL5型ホンダ・シビック・タイプRの3車種が争うST-2クラスは、乾いては濡れる富士の路面でGRヤリスが躍動し、A、Bの両ドライバーがトップタイムを記録したKTMS GR YARIS(一條拳吾/荒川麟/奥住慈英/奥本隼士)がクラスポールポジションを獲得。2番手にはクラスランキングトップの13号車ENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)が続いた。

 日産フェアレディZ34とレクサスRC350によって争われるST-3クラス。Aドライバーの走行は、セッション前に降っていた小雨が小休止となっている合間に行われ、25号車raffinee 日産メカニックチャレンジ Zの藤原大暉がトップタイムを記録した。2番手には、15号車岡部自動車フェアレディZ34の甲野将哉が続きZ勢の速さを光ったが、Bドライバーの走行では一時的に雨量が増え、状況は逆転。首位に立ったのは39号車エアバスター WINMAX RC350 TWSの伊藤鷹志で、合算でもトップとなってクラスポールポジションを獲得し、2番手には僚友38号車ヒグチロジスティクスサービス RC350 TWS(尾崎俊介/石森聖生/鶴賀義幸/石塚崇宣)が続いた。

 トヨタ86/GR86が競うST-4クラスは、ENDLESS GR86のAドライバー坂裕之が4番手、Bドライバー小河諒がクラス2番手タイムを記録してクラスポールポジションを獲得している。タイトルを争うランキングトップの41号車エアバスター WINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/水野大)バスターは5番手、60号車全薬工業 G/MOTION'GR86(塩谷烈州/瀬戸貴巨)が7番手となった。

 排気量1500cc未満の車両計13台で争われるST-5クラスは、A、Bの両ドライバーがクラス首位となった72号車OHLINS Roadster NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)がポールポジションを獲得。2番手には88号車村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/吉田綜一郎/有岡綾平/岡本大地)が続き、ポイントリーダーの72号車とタイトルを争う17号車DIXCELアラゴスタNOPROデミオ(西澤嗣哲/大谷飛雄/小西岬/野上敏彦)は4番手となっている。

 STOが認めた6台の開発車両が参加するST-Qクラスは、Aドライバー予選では271号車CIVIC TYPE R CNF-Rの武藤英紀がトップタイム、2番手には28号車ORC ROOKIE GR86 CNF conceptの加藤恵三が入った。続くBドライバー予選では28号車の山下健太がトップに立ち、271号車の伊沢拓也が2番手に。合算のタイムでは0.162秒差で28号車が上回りクラス最速となった。

 富士スピードウェイで行われている2023スーパー耐久第7戦の決勝は、11日12時30分に4時間レースのスタートが切られる予定だ。