11月11日、2023年MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラスの土曜日セッションがセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのフランコ・モルビデリは予選15番手、スプリントは11位となり、ファビオ・クアルタラロは予選7番手、スプリントは16位で終えている。

 初日に好調な走り出しを見せたふたりは、2日目のFP2でワン・ツーを独占し、引き続き維持させていた。クアルタラロは序盤に1分59秒145をマークしてトップに立つと、その後さらに0.185秒縮める。その後2番手以降のタイムは塗り替えられていたが、トップは変わらなかった。

 そんななか、モルビデリがラストアタックで1分59秒159を記録して2番手につけ、そのままワン・ツーで終えている。トップで終えたクアルタラロだが、のちのセッション終了後にピットへ戻る際、ピットレーンでヘルメットのあご紐を外しながら走行したとして、1000ユーロの罰金が科されている。

 予選Q1からのアタックとなったモルビデリはQ2進出を目標に、序盤から攻めた走りで1分58秒412をマークして2番手に並ぶ。その後、後半に再度アタックを開始しようとしたところ、同タイミングでコースインしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)による後追いを懸念し、アタックに集中出来ず。その後、パーフェクトラップがとれないなかでも自己ベストを0.091秒縮めたが、そのまま15番グリッドが確定した。

 ダイレクトQ2進出を果たし、予選前のFP2をトップで終えたクアルタラロは、1度目のアタックで1分58秒326をマークする。その後、セッション終盤に転倒が相次ぐなかでも1分58秒080まで縮めたが、トップから0.589秒差の8番手となった。

 午後のスプリントでは、スタートでふたりの明暗が分かれた。15番手スタートのモルビデリは好スタートを決め、オープニングラップで11番手に浮上すると、翌周にはトップ10圏内を走行。その後マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)に交わされてポジションを落とすと、そのまま最後まで追撃するも交わせず、11位でチェッカーとなった。

 クアルタラロはスタートで大きく順位を落とし、オープニングラップを19番手で終える。その後、レプソル・ホンダ・チームのふたりの転倒によって順位を上げると、前を走るラウル・フェルナンデス(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)を捉える。最後は16位で終えたが、好調さを見せていただけに悔しさが残るレースとなった。

■ファビオ・クアルタラロ(予選:7番手、スプリントレース:16位)
「今までの経験のなかで最悪のオープニングラップになってしまった。デバイスがブロックされたままになっていたので、ブレーキを十分に強くかけられず他のライダーと接触してしまったんだ」

「そのあとはフロントのタイヤ圧が高くなり、オーバーテイクが思うようにできなかった。でも、これも明日に向けての良い経験だね。オープニングラップで何をしてはいけないかが正確に理解できたよ」

■フランコ・モルビデリ(予選:15番手、スプリントレース:11位)
「15番グリッドのスタートで、考え得る最大限の結果を達成できたと思う。スタートでうまく動き、そのあと何度かオーバーテイクを試みようと考えていた。少しでも多く挽回したかったけれど、集団のなかに入ってしまうとパフォーマンスが下がってしまうんだ」

「逆に単独走行のときのスピードは本当に素晴らしくて、午前中のフリープラクティスも非常にいいペースで走ることができたよ。スプリントでは、いくつかポジションを上げることはできたけれど、プラクティスほどの速さはなかったね」