11月11日、2023年MotoGP第18戦マレーシア MotoGPクラスの土曜日セッションがセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選で21番手を獲得し、スプリントレースは19位で終えている。

 中上は、初日に立ち上がりでのリヤタイヤのスピニングによるタイムロスに悩まされていた。土曜日は予選とスプリントにおいて、決勝レースでの改善に向け、データ収集に専念していたようだ。

 予選Q1では中上を含めた全ライダーがフロント、リヤともにミディアムタイヤを選択した。序盤から自己ベストを0.290秒短縮した中上は、後半にリヤタイヤのみ新品のミディアムに履き替えて再びアタックを開始。最終的に1分58秒886まで縮めたがQ1突破ならず、21番グリッドが確定した。

 ドライコンディションとなった午後のスプリントでは、中上は好スタートを切ってオープニングラップで17番手に浮上するが、翌周には20番手まで後退。序盤に前を走るライダーたちの転倒によりポジションを上げると、その後はミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)の追撃を受けながらも、慎重に走り進めていく。

 しかし、終盤にオリベイラに交わされたことでひとつ順位を落とすと、最後はそのまま19位でチェッカーを受けた。ホンダ最上位となったが、予選とスプリントともに未だ課題が多く残るものとなってしまった。日曜日に行われる決勝に向けて、さらなるセットアップを煮詰めていく必要がありそうだ。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:21番手、スプリントレース:19位)
「今日は厳しい戦いになりました。昨日から抱えているフロントエンドの接地感が弱いために攻めの走りができず、加えて立ち上がりでも、リヤのグリップ不足に苦戦しました。この数戦の中では、かなり厳しい状況ですが、問題解決に向けて決勝レースでも全力で挑みます」