11月11日、2023年MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラスの土曜日セッションがセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは予選20番手を獲得し、スプリントは21位となり、ジョアン・ミルは予選16番手、スプリントは23位で終えている。

 また、日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選21番手を獲得してスプリントは19位、アレックス・リンスの代役として参戦しているイケル・レクオーナ(LCRホンダ・カストロール)は予選23番手、スプリントは21位となった。

 初日はペースの良さはあったようだが、一発の速さに苦悩を抱えていたマルケスは予選Q1からのアタックとなった。序盤は1分58秒717で5番手につけると、終盤はフランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)の後追い走法を試みるも断念。

 その後、ラストアタックではセクター3まで自己ベストをマークしていたが、転倒を喫してしまい、それ以上のタイムアップは図れなかった。ミルも序盤から積極的にアタックし、早々に自己ベストを更新。そして、終盤には1分58秒440まで縮めて、ホンダ最上位の16番グリッドを獲得した。

 スプリントでは、マルケスは好調なスタートを切って13番手、ミルはやや出遅れて17番手までポジションを下げていた。その後、3周目の14コーナーではマルケス、そして5周目の15コーナーではミルと、ふたり揃って転倒を喫してしまう。

 ともにすぐさま再スタートを切ったが、最後尾から追い上げを図る展開となった。マルケスは早々にアルバロ・バウティスタ(Aruba.itレーシング)を捉えるが、その後は挽回を図れずに21位で終えている。ミルも前を走るバウティスタを追うが、追いつけずに最後尾の23位でチェッカーとなってしまった。

 初日は周回を重ねるごとにRC213Vへ順応させていたレクオーナは、予選Q1の終盤には1分59秒台へと突入させる。新品タイヤでアタックを行うと、自己ベストを大きく更新する1分59秒658をマークして23番グリッドを獲得した。スプリントではスタートでひとつ順位を上げると、前を走る中上を追う。マルケスとミルの転倒もあったことで20番手に順位を上げると、マルケスの追撃を受けながらも、20位でチェッカーを受けた。

■マルク・マルケス(予選:20番手、スプリントレース:21位)
「難しい週末だけど、ペースはそれほど悪くはなかった。しかし、予選で大きなミスをおかし、20番グリッドからのスタートとなってしまい、厳しい戦いになってしまった」

「スプリントでは、いいスタートが切れて、最初の2周で大きくポジションを上げることができたけれど、プッシュし過ぎたため、タイヤがオーバーヒートしてしまい、フロントタイヤのグリップを失ってしまった。しかし、明日の決勝レースに向けて必要なデータを得るため、再スタートを切ってレースを終えたんだ。スプリントでは、21位も15位もあまり変わらない。明日も引き続き、全力を尽くすよ」

■ジョアン・ミル(予選:16番手、スプリントレース:23位)
「コンディションもよく、やるべきことに集中した一日だった。今日は終日、フィーリングを向上させることができたよ。Q1のタイムは、それほど悪くはなかったと思っている。昨年の大会なら、フロントロウを獲得できるタイムだった。しかし、予選ではさらにスピードを見つける必要があるね」

「今大会もグリッドが悪かったために、厳しいレースになってしまった。最終コーナーの転倒は、考えられないものだった。しかし、日曜日の決勝レースに向けてマシンを起こし、再スタートを切ったんだ」

■中上貴晶(予選:21番手、スプリントレース:19位)
「今日は厳しい結果になりました。昨日から抱えているフロントエンドの接地感が弱いために攻めの走りができず、加えて、立ち上がりでもリアのグリップ不足に苦戦しました。この数戦の中では、かなり難しい状況ですが、問題解決に向けて決勝レースでも全力で挑みます」

■イケル・レクオーナ(予選:23番手、スプリントレース:21位)
「今日はペースをキープするのが大変だった。そのため、期待していたようなスプリントにならなかったけれど、しっかり完走することができた。周回数が10ラップと短いレースだったけれど、明日のレースに向けて、どこが課題なのかを知るために、なるべくグループに残ることを心がけたんだ」