11月12日、2023年MotoGP第18戦マレーシア MotoGPクラスの決勝がセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は転倒があったものの、18位で完走している。

 中上はウイークを通して、課題となっていたフロントエンドの接地感に悩まされていた。土曜日のスプリントでは19位と後方でのチェッカーとなったが、多くのデータを収集。そして、決勝でのポイント獲得を目標にセットアップを行っていたようだ。

 決勝日はやや雲が多く広がるものの、終日ドライコンディションでセッションが進んだ。フロントとリヤともにミディアムを選択した中上は、好スタートを切って20番手に浮上する。そしてミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)とのバトルを展開していく。

 その後オリベイラとアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)の転倒、そしてラウル・フェルナンデス(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)のマシントラブルによるリタイアが相次いだ。それにより17番手までポジションを上げた中上だが、13周目の9コーナーでフロントが切れ込み、転倒を喫してしまう。

 すぐさま再スタートを切って、レースには復帰するが、前との差はかなり大きく開いてしまっていた。最後尾ながらも、決して諦めずに走り進めていき、最後は18位でチェッカーを受けた。

 今シーズン苦戦が続く状況下で、今大会は「数戦の中ではかなり厳しい状況」と語っていた中上。決勝では転倒があったものの、残り2戦で少しでも現状打破に繋げるための多くのデータを回収して、完走を果たした。そんな中上は残り2戦で、少しでもいい状況へと持っていけるだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:18位)
「スプリント同様、フロントタイヤのフィーリングがよくなく、第9コーナーで転倒してしまいました。加えてリヤタイヤのグリップも足りず、全体的にバランスの悪さを感じました。この数戦では、いまのRC213Vの抱えている課題がはっきりと出たと思います。来週のカタールではもっとよくなるようにプッシュしていきたいです」