リアム・ローソンは、2024年シーズンは他のカテゴリーのレースには参戦せず、レッドブルでのリザーブドライバーの仕事に集中するつもりだと語った。

 ローソンは、今年8月のオランダGPでダニエル・リカルドの代役として招集された。リカルドがのフリー走行でクラッシュし、左手の中手骨を骨折したためだ。そこから21歳のローソンは、思いがけず手に入れたチャンスを最大限に活かしてレースごとに向上していき、シンガポールGPでは初のチャンピオンシップポイントを獲得した。シンガポールでは予選10番手となり、決勝では完璧な走行をして9位でフィニッシュした。

 アルファタウリでの短い見習い期間中に強い印象を残したローソンだったが、レッドブルはリカルドと角田裕毅の契約を2024年まで延長し、有望な若手のローソンをリザーブドライバーに留めた。レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ローソンに明るい未来があること、また、2025年にはレースシート獲得がほぼ確実であることをほのめかした。

 若いローソンは2024年シーズンをどのように過ごすのだろうか?

「僕はほとんどのチャンピオンシップでレースをしてきたし、F1にも参戦したから、またF2に行くことはできない」とローソンは最近の『Beyond the Grid』ポッドキャストで、F1のトム・クラークソンに語った。

「それは意味がない。スーパーフォーミュラももう参戦できない。不可能ではないけれど、そうすることにメリットはあまりない」

「だからリザーブドライバーに完全に集中すると思う。つまり僕は多くのシミュレーター作業をすることになるけれど、この作業はF1に参戦してすぐに適応する役に立ったと思う」

「リザーブになってほぼ2年になるので、この数年はたくさんのシミュレーター作業をしてきた。それは来年も続く。F1で現在最高のチームとともにいて、学ぶ。要するに吸収するんだ。すべてのミーティングに参加して、運営のやり方を学ぶ」

 来シーズンもレッドブル・レーシングにいることは、ローソンの知識と洞察力にプラスになるだろうが、チャンスを待つことは充実感や目的意識にはほとんど何ももたらさないだろう。それでも忍耐は美徳だ。しかしだからといって、時機を待つローソンにフラストレーションがないわけではない。

「受け入れることには苛立ちがある」とローソンは認めた。

「でもここに座ってこの決定を理解し、認めることはできる」

「来年ドライブしないということには苛立つが、少なくともまだF1に関わっているということを最大限に活かし続けていく」

「僕はレッドブルのドライバーだ。F1でチャンスを得られるとすれば、それはレッドブル・レーシングを通してのことになるだろう。僕にチャンスを与えてくれるのは、レッドブルだと思う」