11月17日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス初日のプラクティスがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は22番手となり、予選Q1からのアタックとなる。

 中上は前戦のマレーシアGPで、今シーズンの課題であるフロントエンドの接地感に悩まされていた。今大会は再舗装が実施された路面状況に加え、リヤタイヤのグリップ不足とフロントエンドの接地感に引き続き悩まされていたようだ。

 現地時間の夕暮れ頃から始まったフリー走行1回目だが、通常であれば1セットのみのタイヤで終始走行を行うライダーが多いが、中上は新しい路面のことも考慮してか今回は2セットの新品タイヤを使用。後半にはフロントミディアム、リヤにハードタイヤの新品に履き替えてアタックを行うが、タイム更新はできずにいた。前半にマークした2分00秒429が自己ベストとなり、トップからは約4秒近くのギャップを抱えて22番手で終えた。

 そんな中上は、プラクティスでは早々に自己ベストを更新し、序盤に1分55秒687まで縮めることに成功。終盤にフロント、リヤともに新品のソフトタイヤに履き替えると、1分54秒441まで縮めた。トップとのギャップを4秒近くから1.6秒ほどに短縮させているが、ともに最後尾の22番手と厳しいスタートとなった。

 前戦の決勝では転倒を喫してしまったが、再スタートを切って完走したことで多くのデータを収集し、「いまのRC213Vの抱えている課題がはっきりと出た」と語っていた中上。今大会も引き続き課題が多く残っているようだが、少しでもいい状況へと持っていくことができるだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(プラクティス:22番手)
「FP1はマシンの調整などにやや手間取ったこともあり、思うように周回することができませんでした。引き続き、プラクティスでも新しい路面にマシンを合わせる作業をしましたが、終日路面の汚れがひどく、ラインが一本しかない状態で思うようにはいきませんでした。全体的には、リヤもフロントもこれまでと同じ課題を抱えているので、明日もしっかり調整していきたいです」