11月17日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。プラクティスではレプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは10番手、ジョアン・ミルは17番手となった。

 また、アレックス・リンスの代役として参戦しているイケル・レクオーナ(LCRホンダ・カストロール)は20番手、日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は22番手で終えている。

 苦戦が続くホンダ勢だが、参戦している4名のライダーが少しでも多くの情報を取得し、改善に向けて取り組んでいる。そのなか、今大会はシーズンを通して唯一のナイトレースとなるが、再舗装された新しい路面での初走行に、マルケスとミルはFP1では厳しいスタートを切った。

 MotoGPクラス最初の走行となるFP1では、マルケスのみが1セットのみでタイヤを温存し、他のホンダ勢3名は2セットの新品タイヤを使用。そんななか、ミルは2分00秒台からラストアタックで1分58秒177まで縮めて19番手。マルケスは序盤から1分59秒台をマークし、順調にタイムを更新していくが1分58秒193の20番手となり、下位に沈む走り出しとなった。

 しかし、日が沈んだ現地時間午後8時にスタートしたプラクティスでは、序盤からともに一気にタイムを短縮させていく。終盤にはイエローフラッグが多く掲示される展開となったが、マルケスとミルはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)の後ろについてアタックを試みる。マルケスはラップタイムがキャンセルとなったものの、1分53秒323でトップ10入りし、予選ダイレクトQ2進出を決めた。ミルも1分53秒921まで自己ベストを縮めたが、トップから1.078秒差の17番手となった。

 2戦連続で代役を務めるレクオーナは、前戦で得たデータを元に初日から成長を見せた。FP1では2分01秒台から終盤には1分58秒344まで縮めることに成功。さらにプラクティスでは序盤から1分55秒台をマークし、最後は1分54秒254で自己ベストを大きく更新させた。20番手となったが、土曜日以降もさらなる前進を見せてくれるのではないだろうか。

■マルク・マルケス(プラクティス:10番手)
「ここに到着したときに予想していたよりもいい一日だった。トップ10に入り、ダイレクトでQ2に進出できたことは、ガレージにいる僕たちにとって本当にいいニュースだった。今日はフランセスコ・バニャイア選手の後ろでいいタイムを出すことができた」

「明日はこのポジションをキープし、スプリントの前と、スプリントが始まってから路面がどう変化するかを理解することに努めるよ。明日の予選では、タイムアタックに最適なタイヤが何かを検討し、コースの変化に合わせて適応していきたいと思っている。ここまでは、自分たちがやってきたことに満足しているよ」

■ジョアン・ミル(プラクティス:17番手)
「気温だけでなく、路面コンディションも日中と夜とでは大きく変化していた。そのため日中の走行では苦戦し、夜のプラクティスでも、ファーストタイヤのフィーリングがあまりよくなかったんだ。そのため、ソフトほどスピードがないミディアムタイヤでアタックしたけれど、明日に向けていい情報を得たから、よりよいベースからスタートできると思っているよ」

■イケル・レクオーナ(プラクティス:20番手)
「FP1はコースがかなり汚れていて、速いラップタイムを出すのが難しい状態だった。プラクティスでは、路面コンディションも徐々によくなり、マシンのフィーリングも改善したんだ。ポジション、タイム的には依然として難しい状況だけれど、チームとはいい仕事ができているよ」

■中上貴晶(プラクティス:22番手)
「FP1はマシンの調整などにやや手間取ったこともあり、思うように周回することができませんでした。引き続き、プラクティスでも新しい路面にマシンを合わせる作業をしましたが、終日路面の汚れがひどく、ラインが一本しかない状態で思うようにはいきませんでした。全体的には、リアもフロントもこれまでと同じ課題を抱えているので、明日もしっかり調整していきたいです」