11月17日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。プラクティスではモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのフランコ・モルビデリは13番手、ファビオ・クアルタラロは21番手となり、ともにダイレクトQ2進出を逃している。

 クアルタラロ、モルビデリともに前戦のマレーシアGPでは、初日からウイークを通して比較的好調さを発揮し、決勝ではシングルフィニッシュを果たした。苦戦が続く状況下で、少しずついい兆しが見えてきていたヤマハだが、今大会の初日はともに不運に見舞われることになる。

 日が傾きかけた頃にスタートしたFP1では、モルビデリが上位に食い込む走りを見せた。序盤からトップ10圏内につけると、終盤には連続でタイムを縮め、1分56秒804をマークしてトップから0.411秒差の5番手となった。クアルタラロもトップ10には僅かに及ばなかったが、終盤からタイムを一気に縮め、ラストアタックで1分56秒961マークし11番手で終えた。

 現地時間午後8時より開始したプラクティスでは、今度はクアルタラロが序盤からトップ5に食い込む。序盤から1分54秒821で3番手につけると、その後もさらに0.561秒縮めていくと、モルビデリも1分54秒351で8番手につけ、中盤頃までともにトップ10圏内を維持。その後、他のライダーたちのタイム更新により順位を大きく下げていたが、残り5分ほどになると、ともにさらなるタイムアップを図っていく。

 しかし、転倒が相次いだためにイエローフラッグが出され度々掲示される展開となった。そのため、モルビデリは順調にタイムを更新していくが、パクリアラップがとれずに1分53秒564で13番手。さらにクアルタラロは、1分53秒291をマークしてトップ10に食い込むが、ラップタイムがキャンセルされたために、中盤頃にマークした1分54秒260がベストタイムとなり、21番手で終えている。ペース自体は決して悪くなさそうだが、終盤のイエローフラッグにより、ともにダイレクト予選Q2進出を逃してしまう悔しいスタートとなった。

■フランコ・モルビデリ(プラクティス:13番手)
「今日はQ2進出に十分なスピードが出ていたけれど、アタック中の2ラップがともにイエローフラッグによりキャンセルとなり、トップ10に入ることができなかった。とても残念だけど、とにかく明日もう一度トライしていくよ」

「今日はスピードがあり、走りにもセッティングワークにも満足している。明日もこの好調をキープしてQ2に進み、スプリントでもいいレースを展開したいと思っている。日曜日の決勝のことはそのあと考えていくよ」

■ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:21番手)
「イエローフラッグは不運だったけれど、それ以外にも、最初のタイムアタックであることを試そうとしたのが間違いだったようだ。結果的にこのようなことになり、今日の記録はかなり劣っているように見えるけれど、ポテンシャルは十分あるから明日は好タイムを出せると思っている」

「Q1はまるでジャングルのような厳しい世界なので簡単ではないけれど、何とかもう一歩、前進してQ2進出を決めたいね。ペースは悪くないので可能性は残っていると思う」