現地時間11月17日深夜、2023年F1第22戦ラスベガスGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が今季5度目のポールポジションを獲得した。2番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(アルファタウリ)は20番手で予選を終えている。

 アメリカ・ラスベガスの市街地に特設されたラスベガス・ストリップ・サーキットを舞台としては初開催となるラスベガスGP(ラスベガスでのF1開催は、1981年、1982年以来3度目)。今大会のドライタイヤのコンパウンドはC3タイヤがハード(白)、C4タイヤがミディアム(黄)、C5タイヤがソフト(赤)と、比較的バンピーな路面の市街地コースということもあり最も柔らかいコンパウンドが割り当てられている。

■Q1:角田裕毅、満足にアタックできず

 18分間のQ1は現地時間17日の深夜24時より開始された。11月下旬のナイトセッションということもあり、気温は14度、路面温度は16度とともにかなり低め。湿度62パーセントというドライコンディションに。

 セッション開始から5分が経過しようかという早めのタイミングで、まずはルクレールが1分34秒898をマークし暫定トップにおどり出る。続いて、フェルスタッペンもアタックに入ったが、最初のアタックでは0.089秒ルクレールに届かず暫定2番手に。ルクレールは同じタイヤで続けて2アタック目に入り、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がマークしたFP3最速タイムを上回る1分34秒072を叩き出す。

 残り6分を切り、2アタック目のフェルスタッペンが1分34秒190をマークするも、ルクレールには0.118秒届かず。その直後にはサインツが1分33秒851を叩き出しトップ浮上も、その後ろから3度目のアタックのルクレールが1分33秒617を叩き出し、チームメイトからトップの座を取り戻す。これでフェラーリがQ1をワンツーで終えることに。3番手にFP3最速タイムをマークしていたラッセル、そして4番手にフェルスタッペンが続いた。

 大多数が1周のウォームアップでタイヤへ熱を入れてアタックに入る中、アルファタウリ勢はタイヤの熱入れに苦戦か、ウォームアップに2周を要した。そんな中、序盤のアタックの際にターン8でのトラックリミット違反によりタイム抹消となっていた角田がウォームアップ2周ののち、最後のアタックに臨んだが、満足にアタックに入ることはできず。

 16番手ランド・ノリス(マクラーレン)、17番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、18番手周冠宇(アルファロメオ)、19番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、そして20番手角田の5台がQ1敗退となった。ラスベガスGP初予選セッションとなったQ1から、今季好調のマクラーレン勢が2台揃ってQ1敗退と波乱の様相を見せた。

■Q2:ハミルトン、ペレスはトップ10入りできず

 15分間のQ2序盤、フェラーリ勢はユーズドタイヤで最初のアタックへ。ルクレールは10周近く走行したソフトタイヤで1分33秒965をマーク。一方、新品ソフトを履いたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が1分33秒880をマークしトップに浮上。さらに、同じくニュータイヤを履いたペレスが1分33秒965で暫定2番手に続く。

 それでも、ユーズドのルクレールと新品のアロンソとの差は0.086秒とわずか。残り6分を切ると、フェルスタッペンが1分33秒607をマークし暫定首位に浮上するが、その直後には新品ソフトに履き替えたルクレールが1分32秒834をマーク。そしてサインツが0.504秒遅れの2番手に続き、Q1に引き続きフェラーリ勢が他を圧倒する。ルクレールはセッション終盤に1分32秒775と全体ベストを更新。チームメイトのサインツを0.563秒引き離しQ2を終えた。

 終盤にはラッセルが3番手、ガスリーが4番手に浮上。さらにアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が6番手、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が9番手に浮上し、ウイリアムズ勢が揃ってQ3進出を決める中、セッション後半に暫定4番手につけ、2分以上を残してガレージに戻っていたペレスが12番手に後退することに。

 最終的にQ2は、11番手ハミルトン、12番手ペレス、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、14番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、15番手ダニエル・リカルド(アルファタウリ)の5台が敗退となった。

■Q3:ルクレールが他を圧倒

 ポールポジションを決める12分間の最終Q3でもルクレールの好走ぶりは変わらず。残り8分というところでルクレールが1分33秒021をマークし暫定首位に。2番手にサインツ、3番手にフェルスタッペン、4番手にアロンソというオーダーでセッション後半を迎えた。

 終盤、ルクレールはセクター2で全体ベスト、セクター3で自己ベストを更新し1分32秒726をマーク。これで今季5回目のポールポジション獲得となった。FP1でのマンホールカバー衝突からバッテリー交換を実施することとなり、10グリッド降格が決まっているサインツは0.044秒ルクレールに届かずも予選2番手を獲得。フェラーリがラスベガスの予選で他を圧倒する結果となった。

 王者フェルスタッペンはルクレールから0.378秒遅れの3番手。4番手ラッセル、5番手ガスリー、6番手アルボン、7番手に母国GPのサージェント、8番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、9番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、10番手アロンソというトップ10となった。

 2023年F1第22戦ラスベガスGP決勝は、日本時間19日15時(現地時間18日22時)より50周で行われる。初開催となる超高速ストリートを舞台にどのようなレースが繰り広げられるだろうか。