11月18日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラスの土曜日セッションがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選で22番手を獲得し、スプリントは18位で終えている。

 中上は初日に再舗装された新しい路面と、ホンダ勢が課題としているリヤタイヤのグリップ不足とフロントエンドの接地感に悩まされていた。FP1からプラクティスでは、トップとのギャップを4秒近くから1.6秒ほどに短縮させたものの、最後尾の22番手と厳しい走り出しとなった。

 その状況下で迎えた土曜日のFP2では、早々に1分54秒846をマークして19番手で終え、予選Q1に向けて調整を行った。中上はフロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤ選択していた。序盤のアタックでセクター3まで自己ベストを更新するペースで来ていたが、最終コーナーで転倒を喫してしまい、序盤はタイムを出せなかった。

 それでも終盤にはフロントとリヤともに新品タイヤを履いてアタックを試みる。ラストアタックで1分54秒360をマークし、自己ベストをわずかに更新したが、予選Q1敗退となり22番グリッドが確定した。

 現地時間8時にスタートしたスプリントで、中上は唯一フロントとリヤともにミディアムタイヤを選択。好スタートを切って19番手に浮上するが、直後に3台が絡む多重クラッシュがあったこともあり、順位を下げてしまう。中盤以降まで20台中19番手を走行していたが、終盤にジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)とのバトルの末にひとつ順位を上げて18位でチェッカーを受けた。

 日曜日の決勝は、スプリントに引き続きナイトレースでの開催となる。中上にとって、さらに路面状況への理解を深めることと、マシンのセットアップを煮詰めることが必要になってくるが、決勝ではどのようなレースを展開してくれるだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:22番手、スプリントレース:18位)
「間違ったタイヤの選択をしてしまったので、最後まで走り切るのは難しかったです。今日はタイヤマネジメントに苦労し、状況が複雑になってしまいました。そのため、ミスをせずチェッカーを受けることを優先しました。明日も頑張ります」