11月18日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラスの土曜日セッションがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは予選7番手を獲得し、スプリントは11位、ジョアン・ミルは予選20番手、スプリントレースは19位で終えている。

 また、アレックス・リンスの代役として参戦しているイケル・レクオーナ(LCRホンダ・カストロール)は予選21番手、スプリントレースは17位、日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選22番手、スプリントレースは18位となった。

 予選ダイレクトQ2進出を果たしたマルケスは、フロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤを履いてアタックを開始。序盤は1分52秒937で6番手につけ、残り5分ほどになるとフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)に後ろに付いて、セカンドアタックを試みる。そして、1分52秒103をマークして3番手に浮上するが、終了間際まで他のライダーによるタイムの更新が相次いだことにより、7番手で終えることとなった。

 スプリントでは、好スタートを切って5番手にポジションを上げ、一時は4番手に浮上。しかし2周目に6番手、さらに3周目にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)との接触により、少し膨らんでしまったマルケスは、9番手まで順位を落としてしまう。中盤以降までポジションをキープしていたが、残り2周でファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)にパスされたタイミングで一気に順位を下げてしまい、最終的に11位でチェッカーを受けた。

 また、初日に新しい路面状況への理解を深めることに専念していたミルは、予選Q1では終盤に自己ベスト1分53秒570に更新し、20番グリッドを獲得。スプリントではポジションをキープしてスタートを切り、そのあとは序盤に17番手に浮上。中盤以降まで順位を維持していたが、中上とのバトルの末に先行を許してしまい、19位でチェッカーとなった。

 初日に周回を重ねるごとにタイムアップを図っていたレクオーナは、予選Q1では1分53秒838に自己ベストを更新。21番グリッドを獲得したが、セッション中にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)の走行を妨害したとして、3グリッド降格のペナルティが科されている。スプリントでは、好スタートでポジションを上げると、一時は15番手に浮上。しかし2周目に16番手、3周目には17番手へとポジションを落としてしまったが、その後はキープしてホンダ勢としてはマルケスに次ぐ17番手でフィニッシュした。

■マルク・マルケス(予選:7番手、スプリントレース:11位)
「とてもいいスタートを切ることができ、オープニングラップはいい位置につけることができた。残念ながらその後、ビンダー選手と接触してオーバーラン。遅れてしまったけれど、レースではよくあることなので仕方ないね。その後、ヨハン・ザルコ選手に引っかかってしまい、彼を抜くことができまなかったんだ」

「レース終盤は1コーナーでオーバーラン。6コーナではラウル・フェルナンデス選手を巻き込む形でオーバーランを喫し、さらに遅れてしまった。ラウル選手には申し訳ないことをしてしまった。カタールのようなコースでは、少しでもラインを外れると滑りやすいので、こういうことが起こる。明日は別のことを試してみたいと思っているよ」

■ジョアン・ミル(予選:20番手、スプリントレース:19位)
「今日は本当に厳しい一日だった。今日の結果に満足できないのはもちろんだけど、明日の決勝に向けて、自分たちの状況をもっと理解するために、しっかりとチェックをしなければならない。金曜日には進むべき方方向性が見えたように思えたから、今日は期待していたんだ。明日は何ができるのか、新たな可能性をさぐってみたいと思っている」

■イケル・レクオーナ(予選:21番手、スプリントレース:17位)
「今日はレースを楽しむことが出来た。自分の仕事をこなし、楽しくマシンに乗ることができたよ。しかし、コーナーではらんでしまい、ポイント獲得圏内に向けてさらに前に行くチャンスを失ってしまったんだ。全体的には、とてもいい感じ。日曜日のレースが待ちきれないよ」

■中上貴晶(予選:22番手、スプリントレース:18位)
「間違ったタイヤ選択をしてしまったので、最後まで走り切るのが難しかったです。今日はタイヤマネジメントに苦労し、状況が複雑になってしまいました。そのため、ミスをせずチェッカーを受けることを優先しました。明日も頑張ります」