11月18日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラスの土曜日セッションがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは予選14番手を獲得し、スプリントでは8位、フランコ・モルビデリは予選18番手、スプリントでは15位となった。

 クアルタラロとモルビデリは、カタールGPの初日はペースこそ悪くなかったものの、プラクティス中のイエローフラッグに阻まれて思うようにタイムを出せず、ダイレクトQ2進出を逃した。しかし、土曜日の最初に行われたフリー走行2回目では、ともに上位に食い込む好調な走り出しを見せた。

 クアルタラロは序盤からトップに立ち、さらにトップタイムを1分53秒864に塗り替えると、終盤には自己ベストを0.333秒縮め、トップでのスタートを切った。モルビデリも序盤から3番手につけると、終盤には自己ベストを1分53秒672に更新して5番手で終え、ともに好調な走りだしを見せた。

 そのなかで迎えた予選Q1は、まずモルビデリが序盤に1分53秒207で2番手につけるが、クアルタラロは序盤にタイムを出せておらず、12番手のままだった。残り6分ほどになると、再度コースインしてアタックを試みたクアルタラロは、1分52秒524で2番手に浮上。モルビデリも次いで自己ベストを更新したが、終了間際に他のライダー達によるタイム更新が相次ぎ、ともにQ2進出を果たせなかった。

 スプリントは14番手スタートのクアルタラロがやや出遅れて18番手、モルビデリは18番手から15番手にポジションを上げてスタートを切る。しかし、その直後に3台が絡む多重クラッシュが発生し、巻き込まれる形となったモルビデリは転倒こそなかったものの、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)のマシンに接触する形となり最後尾まで後退してしまう。

 スタートで出遅れたクアルタラロは、周回を重ねるごとに順位を挽回していき、残り4周時点で10番手まで回復。残り2周で前を走るマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)とアウグスト・フェルナンデス(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)を仕留めて8位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。序盤に不運に見舞われたモルビデリも、再スタート後に追い上げを図っていき、4台を交わして最後は15番手でチェッカーを受けた。

■ファビオ・クアルタラロ(予選:14番手、スプリントレース:8位)
「とても嬉しいよ! ただスタートで出遅れてしまったのは本当に残念だ。コースがかなり汚れていたためグリッド上で激しくスピンしてしまったからなんだ。でもそれ以外は非常にいいパフォーマンスができたし、とくにペースは素晴らしかったと思っている」

「明日のメインレースで同じような問題が起こらなければ、もっと上のほうでバトルできるはずだ。いい走りをするためにはオープニングラップがとても重要にな流けれど、楽観的でありたいと思っている。表彰台を目指せるだけの十分なペースを持っているし、すべては1ラップ目にかかっている」

■フランコ・モルビデリ(予選:18番手、スプリントレース:15位)
「スタートはうまくいったけれど、第6コーナーのアクシデントに巻き込まれて大きく後退してしまったんだ。また、メインレースに向けて試していた大幅なモディファイの成果も感じられず、フィーリングも速さも満足できるものではなかった。今日のスプリントは、まったくいいところがなかったよ」