2023年F1ラスベガスGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン18勝目を挙げた。

 2番グリッドのフェルスタッペンはターン1で、ポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を押し出すような形でトップに立ったが、後に5秒のタイムペナルティを受け、最初のピットストップでそれを消化しなければならなくなった。タイヤに苦しみ出したフェルスタッペンは、16周目にルクレールに抜かれ、そのままピットイン。9番手でコースに復帰し、ポジションを上げていく過程で、ジョージ・ラッセル(メルセデス)を追い越そうとした際に接触が起き、フロントウイングにダメージを負った。

 その時のデブリが原因でセーフティカーが出動、フェルスタッペンはタイヤ交換に入ったが、フロントウイングの交換はせずにコースに復帰、5番手からレースを再開した。35周目にはセルジオ・ペレスを抜き、翌周にはルクレールをオーバーテイクしてトップに立つと、フェルスタッペンはラスベガスGP初の勝者となった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(50周/50周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

 ビバ、ラスベガス! エキサイティングなレースだったね。楽しかったし、すごく忙しかった。今日のレースはハードワークが必要だった。何度もオーバーテイクを繰り返し、バトルをしたので、とても楽しめた。

 ミディアムタイヤでのスタートは厳しかったが、ハードタイヤに交換してからは良くなった。スタート直後の件で5秒ペナルティを受けたのはついてなかった。シャルルを押し出すつもりはなかったんだ。ふたりともターン1に向けてブレーキングを遅らせたが、グリップが全くなかった。

(ラッセルとの接触で)フロントウイングにダメージを負ったため、ダウンフォースを大幅に失っていた。それでも走れる状態だったので、ウイングを交換せずにそのまま続行することにした。

 終盤は必死にプッシュしたし、最終ラップでは、チェコを助けるために、スリップストリームを与えようとした。ワンツーを達成できなくて残念だった。でも、今年のドライバーズ選手権でワンツーを確保できたのは素晴らしいことだ。さあ、この後は、最終戦のアブダビだ。

(レース後、『Sky Sports』に対してルクレールとの一件について語り)ポジション争いをしている時に、僕はイン側にいた。ラインを外れると、グリップがとても低くて、ああいうことが起きてしまった。ブレーキを踏んだ時、全くグリップがなかった。シャルルを押し出すつもりはなかったが、減速できなくて、スライドし続けて、ワイドになってしまったんだ。

 あの時には(ペナルティの)裁定に不満を持っていたけれど、今思い返すと、たぶん正しい判断だったと思う。