11月19日、2023年MotoGP第19戦カタールGP MotoGPクラスの決勝がロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは11位、ジョアン・ミルは14位となり、ふたりともがポイントを獲得した。

 また、日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は19位、アレックス・リンスの代役として参戦したイケル・レクオーナ(LCRホンダ・カストロール)はリタイアで終えている。

 スプリントレース同様にナイトレースで行われる決勝レースは、現地時間8時にスタートした。ホンダ勢はフロントとリヤともにハードタイヤで挑み、レクオーナのみフロントはソフトタイヤを選択していた。7番手からスタートしたマルケスは、スプリント同様の好スタートを決めてオープニングラップで5番手に浮上する。

 しかし、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)とホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)に交わされて7番手、さらにその後も次々と先行を許してしまい12番手まで順位を下げてしまう。しかし、終盤にヨハン・ザルコ(プリマ・プラマック・レーシング)を交わして11番手に浮上するとマルティンとバトルを展開。すぐ後ろに迫っていたが、わずかに0.1秒及ばず11位でチェッカーを受け、ポイントを獲得した。

 ミルは、好スタートを決めると翌周にはポル・エスパルガロ(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)を捉えて17番手に浮上する。周回を重ねるごとに着々と順位を上げていくと、折り返し時点では14番手につけていた。終盤以降は好ペースでポジションをキープし、14位でフィニッシュしてポイントを獲得した。

 2戦連続で代役を務めたレクオーナは、土曜日のスプリントでは好スタートを決めて、マルケスに次ぐ17位でフィニッシュ。しかし、迎えた決勝ではオープニングラップで電気系統のトラブルが発生し、リタイアで終えることとなった。代役を務めたレースにおいて、第8戦オランダGPの決勝レースを除いては完走を果たしていただけに、今大会の決勝レースは厳しいものとなってしまった。
 
■マルク・マルケス(決勝:11位)
「もっと苦戦すると思っていたから、今日の結果には満足するよ。ポイントも獲得できた。今日は、レースの大半をマルティン選手の後ろで走ったけれど、正直なところ、僕もマルティン選手も快適な気分ではなかったと思う」

「しかし、僕たちはさらにポイントを獲得するためにバレンシアに向かう準備をする。バレンシアはとても忙しく、感情的な週末になると思うけれど、いつもと同じように100%の集中力で、最後の1周まで戦い続けます」

■ジョアン・ミル(決勝:14位)
「今日はポジティブな一日だった。この週末で最高の感覚を味わえたし、最終的には、これまでよりレースをうまくまとめることができた。今大会も僕のペースは、トップ5で戦っているライダーたちとほぼ同じだったから、ポジションを上げることができた」

「プラクティスよりもペースはよかったし、終盤も接近戦を繰り広げることができたんだ。オープニングラップのオーバーテイクで頑張ったために、最後の2ラップはタイヤが少し苦しくなったけれど、楽しいレースだったよ」

■中上貴晶(決勝:19位)
「今日は残り5、6周になって、急にマシンのフィーリングがよくなり、終盤はひさしぶりに、気持ちよく走ることができました。タイムも今大会の自己ベストとなる1分53秒台に入れることができました。この現象をしっかり分析し、バレンシアでもいい走りができるよう頑張りたいです」

■イケル・レクオーナ(決勝:リタイア)
「最高のレースをしたかったし、やる気も十分にあったから、この結果は残念でならない。不運なことに、マシンを止めなければならず、ゴールすることができなかった。いいレースをする準備ができていただけに残念だよ。しかし、これもレースだ。さまざな経験をさせてくれたLCRに感謝している」