2023年の国内主要カテゴリーも多くのシリーズで最終戦が終わっており、オフシーズンに入っている。すでに2024年に向けて各カテゴリーで動きが加速しているが、オフシーズンの現段階で入っているスーパーGTの“噂”をお届けしよう。GT300クラスでは、参戦枠をめぐる動きがかなり進んでいるほか、楽しみな話も聞こえている。

 まずGT300クラスの2024年を語る上で、欠かせないのが参戦枠。既報のとおりスーパーGTでは参加できる総台数は45台と定められており、うち2台は海外チームを対象としたインターナショナル・チームとして枠が設けられる(これはGT500、GT300とも同じ枠内)。

 これ以外の43台分が日本チームとしての参戦枠であり、ここに新規チームとして参入するためには、既存チームから権利を取得し、GTアソシエイション(GTA)、GTエントラント協会(GTE)から審査を受け承認され、初めて参戦することができる。

 そして2024年に向けては、新規参戦が『2〜3』であるとお伝えしたが、『3〜4』の可能性もありそう。そのうちひとつは、10月2日に参戦が発表されたD'station Racing。こちらは着々と参戦に向けた準備が進められているようだが、チームとアストンマーティンの関係から、登場が噂される新型のアストンマーティン・バンテージAMR GT3での参戦も期待したいところだろう。

 さらに新規参戦枠のうち、Max Racingの枠をめぐる動きが大詰めを迎えている。候補は3チームだが、これまで2枠が空いていた海外枠の分が使用されるかはまだ不明。3チームのうち、1チームはまだ具体的には動いていないようだが、他の2チームはすでに車両があり、国産車となる。これらの3チームのうち、1〜2チームの具体性が高い。

 また既存チームの枠を使い、新たな名のチームがエントリーする。メンテナンス等は今季から継続だが、車両は一新。当初フェラーリ488 GT3を使うと言われていたが、どうやら296 GT3を使用する様子だ。ドライバーラインアップでもかなり話題を集めそう。

 この新たなチームはミシュランを履くと言われており、ミシュランはGT300規定のチームへの供給をスタートさせるなど、さらに供給を増やしていきそうだ。なおフェラーリ296 GT3については、もう1チームが発注しているのはたしかだが、世界中で多くのバックオーダーを抱えている車両で、いつ到着するか気になるところ。

 なお、新車両については、あるチームが新たなGT300規定車両を製作中と言われている。こちらはまだ秘密が多く、まだ語れるところは少ないが、2024年に向けた楽しみな車両になるのは間違いないだろう。

 GT300のドライバーについては、例年同様GT500クラスの動きを受けてかなり変動がありそうで、これからかなり動きがありそうだ。ただまだ入っている情報は少ない。

 蛇足だが、ここまでGT500、GT300とも記したものの、内容について具体名がなく、読者の皆さんのなかに“物足りない”と感じられる方もいらっしゃるかもしれない。ただ、これまで筆者はこういった情報の具体名については“ここまでは出しても良い”という確認をとりながら、しかるべきタイミングで出すよう留意している。

 この時季、具体名を出すことが関係各位にもファンにも迷惑がかかってしまうこともあり、GT300ではより一層気をつけなければならないと思っている。ファンの声が直接SNS等を通じて選手、関係者に届いてしまうこのご時世ではなおさらだ。国内モータースポーツの発展を第一に考え中立な立場を守りつつも、時にはチームやドライバーを護ることも必要だと考えているので、具体的な名を出すことは、しかるべきタイミングまでお待ち頂ければ幸いだ。