2023年F1第23戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はフェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)、3番手はダニエル・リカルド(アルファタウリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。

 F1の規則では、若手ドライバーにF1マシンでの走行機会を与えるため、チームは各マシンにつき1回ルーキードライバーを金曜のフリー走行に起用しなければならないと定められており、このFP1では9チームから10人のルーキードライバーが参加する。

 ルーキーのラインアップは、ジェイク・デニス、アイザック・ハジャル(ともにレッドブル)、ロバート・シュワルツマン(フェラーリ)、フレデリック・ベスティ(メルセデス)、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、パト・オワード(マクラーレン)、テオ・プルシェール(アルファロメオ)、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)、オリバー・ベアマン(ハース)、ザク・オサリバン(ウイリアムズ)だ。デニスとオサリバンがF1の公式セッションに参加するのは、今回が初めてだ。

 気温29度、路面温度41度というコンディションで、現地時間13時半にセッションがスタート。フェラーリのカルロス・サインツとシュワルツマンがソフトタイヤ、プルシェールがハードタイヤ、それ以外の17台がミディアムタイヤでの走行となっている。デニスはヘルメットの不具合を訴えて一度ピットに戻り、再びコースイン。その後「バランスが悪い」と訴えていた。

 序盤トップに立ったのはラッセルで、ミディアムで1分26秒313を記録。同じくミディアムの角田が1分27秒374で2番手、ソフトのサインツが1分27秒503で3番手だ。中盤にはランス・ストロール(アストンマーティン)がラッセルと0.940秒差の2番手に上がっている。プルシェールはメキシコシティGPでもFP1に参加したもののトラブルでほとんど走れずにセッションを終えたが、今回は順調に走行。しかしターン2、3でのボトミングを訴え「コントロールを失うところだった」と報告していた。

 セッション中盤には各車ソフトを投入し、ラッセルが1分26秒081をマーク。ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が0.925秒差の2番手に浮上したが、そのサージェントを角田やピエール・ガスリー(アルピーヌ)が上回っていく。ベスティは1分26秒815とこの時点でルーキー勢トップとなる3番手タイムを叩き出した。またランス・ストロール(アストンマーティン)は最終コーナーでマシンのバランスを崩したが、体制を立て直しことなきを得た。

 ミディアムで走り続けていたデニスはセッション後半にソフトを履いて1分27秒208で10番手。同様に終盤になってソフトに履き替えたドルゴヴィッチが1分26秒406で2番手、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)も1分26秒453で3番、ダニエル・リカルド(アルファタウリ)が1分26秒504で4番手とタイムを上げる。サインツは2セット目のソフトを投入し1分26秒676で5番手、シュワルツマンもセクター2で全体ベストタイムを記録し1分26秒703で6番手だ。

 FP1はラッセル、ドルゴヴィッチ、最後にタイムを上げたリカルドというトップ3で終了。シュワルツマンが8番手に入り、10人のルーキードライバーのうちふたりがトップ10に入った。そのほかの8人については、12番手ベスティ、13番手ドゥーハン、14番手プルシェール、15番手オワード、16番手デニス、17番手ハジャル、18番手オサリバン、20番手ベアマンとなっている。