2023年F1アブダビGPの金曜FP1に、若手ドライバー枠として、10人のドライバーが出場した。そのうち、今回がF1プラクティスデビューだったのは、レッドブルのジェイク・デニスと、ウイリアムズのザク・オサリバンだった。

 F1レギュレーションにおいて、チームは1台につきシーズン1回はF1出場経験が2回以内のドライバーをプラクティスで走らせなければならないと定められている。最終戦ではアルファタウリ以外の9チームが、この義務を果たすべく、FP1に若手ドライバーを起用、レッドブルは今回2台にルーキーを乗せた。

■No.34 フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)
フリー走行1=2番手(1分26秒360:ソフトタイヤ/26周)

■No.39 ロバート・シュワルツマン(フェラーリ)
フリー走行1=8番手(1分26秒703:ソフトタイヤ/25周)

■No.42 フレデリック・ベスティ(メルセデス)
フリー走行1=12番手(1分26秒815:ソフトタイヤ/27周)

■No.61 ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
フリー走行1=13番手(1分26秒865:ソフトタイヤ/23周)

■No.98 テオ・プルシェール(アルファロメオ)
フリー走行1=14番手(1分27秒093:ソフトタイヤ/20周)

■No.29 パト・オワード(マクラーレン)
フリー走行1=15番手(1分27秒114:ソフトタイヤ/23周)

■No.36 ジェイク・デニス(レッドブル)
フリー走行1=16番手(1分27秒208:ソフトタイヤ/24周)

■No.37 アイザック・ハジャル(レッドブル)
フリー走行1=17番手(1分27秒244:ソフトタイヤ/20周)

■No.45 ザク・オサリバン(ウイリアムズ)
フリー走行1=18番手(1分27秒460:ソフトタイヤ/28周)

■No.50 オリバー・ベアマン(ハース)
フリー走行1=20番手(1分27秒569:ソフトタイヤ/24周)

 レッドブルから参加したフォーミュラE世界チャンピオンであり、レッドブル・レーシングのテストドライバーを務めるジェイク・デニスにとっては、今回は自身にとって初のF1公式プラクティス走行だった。

「素晴らしい経験だった。このマシンをドライブするチャンスを与えてくれたレッドブル・レーシングには感謝しかない」とデニスは語った。

「このマシンで走るのは、これ以上ないほど完璧な経験であり、このような瞬間はキャリアのなかでそう何度も訪れるものではない。バケットリストのなかの『FP1で走る』という項目に、ついにチェックマークを入れることができて、特別な気分だ」

「自分が慣れ親しんだものとは全く異なっていて、最初のランで度肝を抜かれた。F1マシンがどれほど速く、どれほどダウンフォースとブレーキング能力が高いのかを思い知らされたからだ」

「クールな一日を過ごし、満面の笑みでマシンから降りたよ。チームのためにシミュレーターで多くの作業をしているので、ファクトリーのシミュレーターとの相関関係を確認するのは良いことだし、それが非常に近いことに大きな感銘を受けた。シミュレーターでは感じることがない恐れという要素やGフォースが、実際の走行にはある。チャレンジではあったが、マシンを壊すことなくマックス(・フェルスタッペン)に返せて良かったよ!」

 ウイリアムズのジュニアドライバーであるザク・オサリバンにとっても、今回が初めてのF1プラクティス走行だった。

「まず第一に、今日は本当に楽しかった」とオサリバンはコメントした。

「アブダビは初めてで、ウイリアムズ・レーシングのF1マシンをドライブするのも初めてだった。セッションを通じて良い前進ができ、マシンと様々な手順について理解を深めることができた」

「このチャンスを与えてくれたウイリアムズ・レーシングに感謝したい。火曜日のヤングドライバーテストが待ちきれないよ。FP1で学んだことに磨きをかけ、さらに前進したい」