2023年F1アブダビGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は6番手を獲得した。これは2021年オーストリアでの7番手を上回る、予選でのベストリザルトに当たる。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、角田の一日を次のように振り返った。

「昨夜のデータ分析により、2台は少し異なるやり方で限界に対処する必要があることが分かった。ダニエルはフロントエンドをより強くする必要があり、裕毅はFP2よりも安定性を高める必要があった。FP3で気温が上がり、予選では再び気温が下がることを考慮して、バランスを取らなければならなかった」

「ダニエルのマシンに加えた変更は少し行き過ぎていたが、限界を見つけられたことはよかった。そこで予選に向けて、多少戻すことにした。裕毅はFP3と同様のマシンセットアップを維持した」

「すべてのチームがタイヤで互角の状態で予選に臨み、ハード2セットかミディアム2セットをセーブし、ソフト4セットを予選3セッションのために持っていた。非常にタイトな状況で、トラックエボリューションも大きいため、Q1ではソフト2セットが必要であり、Q2には新品1セットしか残せないことが分かっていた」

「裕毅は素晴らしい仕事をし、一貫して非常に高い競争力を発揮、Q3に進出した。そしてセッション終盤に最後の新品タイヤセットで素晴らしいラップを記録し、1分23秒台に入り、6番グリッドを確保した」

「前のメンバーを見ると、これが我々に可能な最大限の結果だったと思う。これまでのところ、裕毅は強力な週末を過ごしている」

「これからレースでの戦略に焦点を移す。コンストラクターズ選手権7位で締めくくるためには、ウイリアムズより8ポイント多く獲得しなければならない。後ろに速いマシンが何台かいるため、それは非常に難しい仕事だが、チェッカーフラッグを受けるまで戦い、目標を達成するために全力を尽くす」

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 9番手(1分25秒222:ソフトタイヤ/15周)
予選 6番手(Q1=3番手1分24秒286:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分24秒207:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分23秒968:ソフトタイヤ)

 今日は楽しんで過ごすことができ、特に予選は楽しかったです。昨日は簡単な日ではなかったですが、チームがとても良い仕事をしてくれました。ここに持ち込んだアップグレードは、データ上は良いものに思えましたが、バランスの面で、過去数戦と比較するとかなり異なっていました。そのため、最初は理解するのに苦労したのです。

 データを分析し、変更を施して、セッションごとに進歩させていきました。その過程でマシンの乗り心地が良くなり、予選の段階ではとても良いマシンになっていました。

 チームは素晴らしい仕事をしました。皆の努力がなければ、明日の決勝に向けて6番グリッドを確保することはできなかったでしょう。ポイントを獲得するうえで良い位置にいます。後方には速いマシンが何台かいますが、デグラデーションが高そうですし、何が起こるか分かりません。トップ10以内でフィニッシュすることは可能だと思うので、僕自身、できる限りのことをして、上位を獲得したいです。