2023年F1アブダビGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは11番手、ジョージ・ラッセルは4番手だった。

 コンストラクターズ選手権2位争いをしているフェラーリは、シャルル・ルクレールが予選2番手、カルロス・サインツが16番手だった。現在ランキング2位のメルセデスと3位のフェラーリとの差はわずか4ポイントだ。メルセデスチーム代表トト・ウォルフは、「FP3では有望そうだったのに、なぜ予選で苦労したのか、明日パフォーマンスを最大限に発揮するにはどうしたらいいかを理解する必要がある」と語った。

「全体が非常に僅差だった。シーズンをポジティブな形で締めくくり、コンストラクターズ選手権のポジションを維持するためには、今夜ハードワークに取り組み、明日、全力を出し切る必要がある」

 トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、ハミルトンの苦戦について、「(若手ドライバーテストのために)FP1では走らず、FP2では3周走ったところで赤旗が出てしまった。そのため、燃料を軽くした状態、重くした状態での作業を、FP3で行った」と述べた。

「したがって、予選に向けてベストな準備を整えられたとはいえない。しかし今日の作業が、明日の決勝で彼の助けになることを願っている。我々は今週末、それなりにロングランの作業を行い、多数のラップを走った。タイヤがどのように機能するかについてうまく理解し、強力なレースができることを期待している」

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 12番手(1分25秒292:ソフトタイヤ/26周)
予選 11番手(Q1=9番手1分24秒437:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分24秒359:ソフトタイヤ)

 僕にとってチャレンジングなセッションだった。今週末、アブダビでマシンのセットアップに苦労している。2台で同じセットアップにしているのに、僕のマシンの方はパフォーマンス不足に悩まされており、その原因を突き止める必要がある。

 ジョージは今日、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出して4番手で予選を終えた。一方で僕の方はQ3に進めないというのは、何か理由があるはずだから、深く掘り下げて原因を理解し、明日順位を上げるためにベストを尽くさなければならない。

 ここにいるチームとファクトリーのみんなにはシーズンの最終戦で良い結果を得るのがふさわしい。いつものようにハードに働き、それが報われて、明日に向けて改善が見られればと思う。

(『Sky Sports F1』に対して語り)良くないね。バランスに苦労しているんだ。それに関する答えは見つかっていない。2台が同じセットアップなのだから、僕の方(のマシン)の何かがおかしいのだろう。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 1番手(1分24秒418:ソフトタイヤ/14周)
予選 4番手(Q1=5番手1分24秒337:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分24秒013:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分23秒788:ソフトタイヤ)

 週末前の段階なら、予選4番手という結果は悪くないと思っただろう。とはいえ、FP3ではすべてのラップで一番速かったのにもかかわらず、FP3と予選でコンマ6秒しかタイムを縮められなかった。路面温度が下がり燃料搭載量も軽くなっていることを考えると、僕たちは持てる力を出しきれなかったということなので、少し残念だ。

 シーズンを最高の状態で終えたい。最終的な目標は表彰台に上がって、チームのためにコンストラクターズチャンピオンシップのポイントをできる限り稼ぐことだから、明日どんな結果になるか見守っていこう。最良の結果を目指していくよ。

 シーズン最終戦にワクワクしている。ルイスにとって今日のセッションはトリッキーだったけれど、明日は順位を上げて前に来るはずだ。