11月26日、2023年MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラスの決勝がリカルド・トルモ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は12位で終えている。

 いよいよ、2023年シーズンの最終決戦を迎え、最終日も終日青空が広がる天候となった。土曜日に行われたスプリントレースで、中上はリヤタイヤのエッジグリップの不足に悩まされ、課題が残るものとなった。データの分析を行うとともに、朝のウォームアップ走行では決勝に向けて最後の調整を行っていた。

 決勝レースはドライコンディションとなり、中上はフロントにハードタイヤ、リヤにミディアムタイヤを選択して挑んだ。ポジションをキープしてスタートを切るが、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)に先行を許して、オープニングラップを17番手で終える。

 フロントのフィーリングに悩まされた中上は、思うように順位を上げられずにいた。中盤以降は前を走るライダーに転倒が相次ぐなかでも、チームメイトであるアレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)の追跡を受けながらポジションをキープ。

 終盤は先行を許してしまったが、リンスが転倒したことにより再び12番手に浮上。そのあとは最後まで粘り強い走りをみせて、転倒することなく、12位でチェッカーを受けた。中上は計56ポイントのランキング18位でシーズンを締めくくった。

 今シーズンは課題も多く、開幕から苦しい戦いを強いられてきた。最後尾から追う展開レースも多く、中上にとってフラストレーションが溜まる戦いが続いたが、最終戦では完走を果たしてポイントを獲得する走りを見せた。2日後には同地で2024年シーズンに向けたテストが行われるが、中上はどこまでホンダRC213Vのテストを進める事ができるだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:12位)
「今日はグリッドでリヤタイヤの選択に迷いましたが、ミディアムにしてよかったと思います。しかし、今日はフロントのフィーリングが完全ではなく、難しいレースでした。それでも、12位になりポイントを獲得できたのでよかったです。今年のチームの仕事に感謝しています。2024年シーズンはいいシーズンにするために、チームとともに頑張っていきます」