11月28日、FIA F2に参戦するロダン・カーリンは、2024年シーズンのFIA F2ドライバーラインアップを発表した。2023年の全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT GT500クラスのダブルタイトルを獲得した宮田莉朋、そして2023年も同チームからFIA F2に参戦したゼイン・マロニーという布陣でシリーズを戦うことを明らかにした。

 イギリス・ファーンナムを拠点とするロダン・カーリンは、1996年にカーリン・モータースポーツとして発足。以来、シングルシーターを中心に、FIA F2、FIA F3、FIA F4、インディカー、インディライツなどに参戦し、通算勝利数は470以上。さらに選手権タイトルは30回以上獲得し、これまでに佐藤琢磨や角田裕毅をはじめ、30人以上のドライバーをF1へ送り出してきた。

 2023年ロダン・カーリンは、レッドブル育成ドライバーのエンツォ・フィッティパルディとマロニーを起用。2台ともレッドブルのカラーリングを纏うなか、優勝はフィッティパルディの1勝に留まり、チームランキングはプレマ・レーシング、ARTグランプリに続く3位となった。

 そんなロダン・カーリンに、2024年シーズンへ向け、2023年のスーパーフォーミュラ、そしてスーパーGT GT500クラスのダブルタイトルを獲得した宮田が加入することが明らかにされた。宮田は2024年、TOYOTA GAZOO Racing WECチームのリザーブドライバーを務めつつ、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)にクール・レーシングから参戦。そしてF1登竜門として開催されているFIA F2にロダン・カーリンからシリーズ参戦する。

「ロダン・カーリンに加わり、2024年シーズンからFIA F2に参戦できることをうれしく思います」と宮田はコメント。

「ロダン・カーリンには多くの経験があり、シリーズで素晴らしい結果を残してきました。僕にとってはFIA F2マシンをドライブするのも、カレンダーにあるコースを走るのも初めてなので、学ぶことはたくさんありますが、チームと一緒に働くのがとても楽しみです」

「モリゾウさん、TOYOTA GAZOO Racingのスタッフ、パートナーの皆さん、そして2024年シーズンのFIA F2参戦をサポートしてくれたロダン・カーリンに感謝します。皆さんの期待に応えられるようベストを尽くします」

 また、宮田のチームメイトには2023年から同チームで走るマロニーが継続。バルバドス出身20歳のマロニーは2023年にレッドブルの若手育成プログラムに加入。レッドブルF1のリザーブドライバーも務めたが、1シーズンでレッドブル育成を離れたことが明らかにされている。

 FIA F2参戦2年目を迎えるマロニーは「2024年シーズンもチームに残ることができて本当にうれしいよ。2023年はサーキットで多くのことを学べたと思うし、2024年はいいスタートを切れると信じている」とコメント。

「シングルシーターでの5年間のうち3年間をこのチームで過ごしてきたので、チームは家族みたいな存在だ。この関係を続けて、2024年に一緒にチャンピオンを目指すのが楽しみだね」

 11月29日〜12月1日には、3日間にわたりアブダビのヤス・マリーナ・サーキットにてFIA F2ポストシーズンテストが開催され、宮田もロダン・カーリンから同テストに出走する。FIA F2初走行となるポストシーズンテスト、そして2024年FIA F2で宮田はロダン・カーリンとともにどのような走りを見せてくれるだろうか。