11月28日(火)、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで、タイヤ&ヤングドライバーテストが開始された。当初、午前9時から開始される予定だったが、メディカル用のヘリコプターの到着が遅れたために、いったんは9時15分に開始すると宣告されたが、その後9時20分に変更され、最終的に25分遅れの9時25分にスタートした。

 このテストにアルファタウリから参加しているのが、今年FIA F2に参戦し、ランキング4位で終えた岩佐歩夢だ。テスト開始前に、テストへ向けた意気込みを聞いた。

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──F1のテストに参加することになった経緯は?

岩佐歩夢(以下、岩佐):スーパーライセンスがないと現行のF1マシンを走らせることができず、それが理由でF1のフリー走行にもこれまでは参加できなかったわけですが、数週間前に最終戦後のポストシーズンテストにはスーパーライセンスがなくてもF1マシンを走らせることができるということが確認できて、レッドブルのほうから『アルファタウリのマシンに乗ってテストに参加してもらう』という通達が来ました。

──通達を受けた時の気持ちは?

岩佐:正直、テストに向けて、あまり準備する時間がなかったので、今回は自分のパフォーマンスを見せるという気持ちよりも、チームから与えられた仕事をまずはきちんとこなしたいという気持ちのほうが強いです。F1マシンでの経験を積んで、今後につながるテストにしたいというのが一番の目標です。

──シート合わせは?

岩佐:じつは、イギリスGPの後にアルファタウリのファクトリーへ行って、シート合わせをしていました。

──テストでは何が一番楽しみですか?

岩佐:どういった世界なのかをまずは経験したい。また、これまでF2で培ってきた経験をF1でどれくらい活かせるのかも楽しみにしています。

──今後につなげたいと言っていましたが、どんなふうにテストすれば、どこにつながるというイメージを持っていますか?

岩佐:まずはクラッシュなど大きなミスを犯さず、ひとつひとつ、自分のランをこなしてマイレージも稼ぐことができれば、余裕が生まれ、自信も持てると思います。自分ができること以上のことを求めずに、慎重に走りたいです。

──2024年に全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦することが発表されていますが、今年のリアム・ローソン選手のように、スーパーフォーミュラに参戦しながら、F1のリザーブドライバーを務めるという可能性はありますか?

岩佐:現時点ではそういう話はありませんが、オフシーズン中になんらかの動きがある可能性はあるかもしれません。