ポノス株式会社が運営するレーシングチーム『PONOS RACING』は11月30日、GTアソシエイションが開催する2024年スーパーGTシリーズにおいて、GT300クラスへの参戦承認をうけたことを発表。あわせて公開されたチーム体制で驚きのラインアップが明らかにされた。

 京都府京都市に本拠を置き、1990年に創業されたポノスは、ゲームを通してのエンターテインメント文化の発展に貢献してきた企業だ。現在はスマートデバイス向けのオリジナルゲーム開発を核に事業を展開しており、代表作の『にゃんこ大戦争』は8700万件の累計ダウンロード数を誇る。

 これまでもF1やスーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権などでスポンサー活動を行ってきたポノス。代表取締役社長の辻子依旦はスーパーGT GT300クラスを戦うGAINERの総監督を務める一方で、自らレーシングカーのステアリングを握り、2023年のル・マン24時間レースではケッセル・レーシングの74号車フェラーリ488 GTE Evoを駆り完走。GTワールドチャレンジ・アジアでは、ジャパン・カップのGT3 AMクラスでチャンピオンを獲得している。

 そんなポノスは、2023年5月に自社レーシングチームである『PONOS RACING』を発足させ、モーターレーシング事業を本格化。来季2024年シーズンについては、国内屈指の人気を誇るスーパーGTのGT300クラスへ参戦することになった。

 ポノスが公開した情報によると、参戦車両はフェラーリ296 GT3、タイヤはミシュランを履く。チーム体制は辻子総監督を筆頭に、ドライバーにはル・マン24時間を辻子とともに戦った日本でもおなじみのケイ・コッツォリーノと、フランス人女性ドライバーのリル・ワドゥを起用する。

 現在22歳のワドゥは、カートや四輪レースで活躍後、2022年にWEC世界耐久選手権LMP2クラスにリシャール・ミル・レーシングチームからフル参戦。2023年はリシャール・ミル・AFコルセからLMGTEアマクラスに参戦し、第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースではWEC史上初の女性クラスウイナーに輝いているドライバーだ。

 PONOS RACING発足の際、レースについて「たくさんのお客様を笑顔にするエンターテインメントの可能性を秘めていると考えております」と語った辻子総監督。その言葉どおり、今回の発表をみたモータースポーツファンが楽しみになるようなチームがスーパーGTに加わることになった。車両とドライバーを含め、PONOS RACINGの今後に注目していきたい。

PONOS RACING 2024年スーパーGT 承認情報
クラス:GT300
総監督:辻子依旦
ドライバー:ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥ
参戦車両:フェラーリ296 GT3
タイヤ提供:ミシュラン