元F1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンが、来季2024年のWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスでのフルタイムドライブの実現が「かなり近づいている」と語った。

 来年1月のデイトナ24時間レースデビューに先駆け、今週デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われているIMSA公認テストで、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポート(WTRアンドレッティ)の『アキュラARX-06』のステアリングを握るバトンは、10月のモチュール・プチ・ル・マンでLMDhマシンでの最初のスタートを切って以来、進展があったことを明らかにした。

 2009年のF1王者は、世界中を転戦するスポーツカーシリーズの最高峰カテゴリーで『ポルシェ963』を2台体制で運営するハーツ・チーム・JOTAのシートに収まる可能性があると考えられている。

 ここ数カ月、複数のメディアがバトンの名前をイギリスのチームと結びつけて報じており、その中には同じく元F1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルも含まれていた。

 バトンはSportscar365に対し、2024年のWECの見通しについてチーム名こそ明かさなかったものの、「かなり近づいている」と語り現実味が増していることを示した。

「今後数週間のうちに“イエス”か“ノー”のどちらかになるだろう。ただ、それが僕にとって正しいことなのかどうかを確認する必要がある」

 43歳のイギリス人ドライバーは、3月上旬にカタールで開幕するWECの全8戦のカレンダーが、すでに決まっている1月のデイトナでのWTRアンドレッティとの参戦を含むスケジュールに合っていると語った。

「幸運なことに、そうなんだ」とバトン。「うまくいくことを願っているし、それはいいものになるだろう」

「8レースをこなすというのが考えだけど、ハイライトは明らかにル・マンだね」

 バトンは今年“NASCARガレージ56”の一員として、マイク・ロッケンフェラー、ジミー・ジョンソンとチームを組み、『シボレー・カマロZL1』ストックカーでキャリア2度目のル・マン24時間レースに出場した。

「またやりたいね。ガレージ56のマシンはとても楽しかった」

「競争力のあるクルマでそこに行くには……(ハイパーカーが)どれだけル・マンに行くのかわからないし、IMSAからどれだけ来るのかもわからないけれど、その一員になることは特別なことだ」

「アメリカでもヨーロッパでも耐久レースは特別な時期にある。その一部になれて嬉しいよ」