1月23日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで、スーパーGTのウインターテストがスタートした。2020年1月以来4年ぶりとなる海外でのテストで、GT500クラスの8台の車両が参加。気温30度ほどの暑さのなか、午前3時間、午後3時間の合計6時間の走行をこなした。

 スーパーGTではオフシーズン、気温が下がる日本ではなく、温暖な気候のなかさまざまなコーナーがあり、豊富なテストが行えるセパンを使ったウインターテストが2020年まで開催されてきた。その後、コロナ禍のため2023年まで海外でのテストは行えていなかったが、2024年、ひさびさにウインターテストが復活した。

 1月23〜24日、25〜26日の4日間行われる予定の今回のテストには、8台のGT500マシンが参加した(近年GT500のメーカーテストはGT300の相乗りができない)。内訳はトヨタGRスープラがTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車、TGR TEAM Deloitte TOM'Sの37号車、そしてTCDの開発車両である90号車の3台だ。

 ニッサンZニスモGT500も3台。TEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車、そしてNMCの開発車両230号車だ。またホンダ・シビック・タイプR-GTはModulo Nakajima Racingの64号車、TEAM KUNIMITSUの100号車が参加した。HRC開発車両である99号車以外のシビック・タイプR-GTが登場するのは初めてで、100号車はテスト専用カラーリングでの初登場となった。

 これらの8台の車両だが、トヨタGRスープラ勢は、90号車を石浦宏明、山下健太、坪井翔といったメンバーがドライブ。福住仁嶺、関口雄飛もサーキットに姿をみせている。37号車はすでに発表されている笹原右京とジュリアーノ・アレジ、19号車は国本雄資、阪口晴南がドライブしているが、ピットにはバンドウのウェアを着た小高一斗の姿もみられた。

 またニッサン勢では、230号車を千代勝正、ロニー・クインタレッリ、高星明誠、三宅淳詞という3号車、23号車の4名がシェアするかたちに。また12号車は平峰一貴/ベルトラン・バゲット、24号車は松田次生/名取鉄平がドライブしていることが確認できた。なおニッサン勢は、3台ともノーズがZニスモの形状となっている。

 そしてホンダ勢は、100号車に山本尚貴/牧野任祐のレギュラーふたりに加え、ARTAの野尻智紀、大津弘樹、Astemo REAL RACINGの太田格之進と、8号車、16号車、17号車のドライバーがひとりずつ参加。64号車は伊沢拓也/大草りきのふたりがドライブした。山本は2023年SUGOでのクラッシュ後、初めてのGT500ドライブとなったが、初日午前のコースインから担当している。

 午前9時から行われたセッション1の走行は酷暑のなか、8台が精力的に走行。午後のセッション2は中盤、230号車ニッサンZニスモGT500が駆動系トラブルでストップしたシーンがみられたが、一度も赤旗がないま推移。セッション残りわずかというところでスコールに見舞われたことから、10分間切り上げで1日目の走行が終了した。

 初日午前のセッション1は、TEAM IMPULの12号車が1分51秒372でトップタイム。100号車、230号車、37号車、90号車と続き、7台が1分51秒台に入った。午後もTEAM IMPULの12号車がトップで、37号車、230号車、100号車、19号車と続いた。各陣営ともタイヤテスト以外にもさまざまなメニューをこなしている様子で、いよいよ2024年開幕に向けてシーズンが動き出したと言える。