F1世界選手権に参戦するウイリアムズ・レーシングは、育成プログラムのウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに、全日本カート選手権で活躍してきた松井沙麗とフランスのF4チャンピオンであるアレッサンドロ・ジュスティが加入すると発表した。

 今回ふたりが加わることとなったウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーは、将来有望なドライバーの成長をサポートし、レース界のトップレベルで活躍するために必要なトラックの内外でのスキルを向上させることを目的としたプログラムだ。

 そんな育成プログラムに、ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿(HRS)カートクラスを受講し、全日本カート選手権でも活躍を見せてきた松井が加入することとなった。

 2022年には、FIAウーマン・イン・モータースポーツ委員会が推進しているガールズ・オン・トラック-ライジングスターズのファイナリストにも選ばれ、欧州で行われたトレーニングに参加している13歳の松井。

 また、女性のみが参加するシングルシーターシリーズである『F1アカデミー』が主催している男女混合のカートレース、『チャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミー・プログラム』のOK-Nジュニアクラス(11〜14歳のクラス)では、世界から集まった出場者24名中総合8位を獲得するなど、世界を舞台にカートでの活躍を見せている。

 世界中の選手と争うカートでの活躍が認められ、F1に参戦するチームの育成プログラムに加入するチャンスを得た松井は「ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員になることはとても光栄で、このような歴史的なチームと一緒に仕事ができる機会に感謝しています」と語った。

「ヨーロッパで経験を積むのが楽しみで、シーズンが始まるのが待ちきれません!」

 2024年シーズンの松井は、イタリアの名門チームであるカート・リパブリックからFIAカート世界選手権でOKジュニアクラスに参戦するほか、2024年のチャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミーにも出場する予定だ。

 そして、松井とともにウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加入することとなったアレッサンドロ・ジュスティは、2022年に参戦2年目となるフランスF4選手権で、ポールポジション6回と表彰台12回、優勝2回を記録してチャンピオンにいたフランス出身の17歳。

 翌年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で3勝と4回の表彰台を獲得し、デビューシーズンながらドライバーランキングで6位となり、今回その活躍が注目されてアカデミー入りを果たした。2024年は、ARTグランプリからフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に出場する予定だ。