オーストラリアのブロンズドライバー、ヤセル・シャヒンが、LMGT3クラスのマンタイEMAからWEC世界耐久選手権デビューを果たすこととなった。

 シャヒンは、今回発表されたモリス・シューリングと、以前に確定していたリヒャルト・リエツとトリオを組み、ル・マンを含む全8戦で構成されるシリーズで91号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブする。

 47歳、オートストラリアのベンド・モータースポーツ・パークの共同所有者であるシャヒンは、GTワールドチャレンジ・オーストラリアを2度制してしており、ユナイテッド・オートスポーツからアジアン・ル・マン・シリーズに出場した経験も持つ。

 彼はEMAモータースポーツから出場した昨年のGTWCオーストラリアで5勝を挙げ、ランキングで3位に入っている。

 シルバードライバーのシューリングも同様にWECへデビューを飾ることとなり、ポルシェのワンメイクレースを卒業することになる。

 18歳の彼は昨年、ポルシェ・カレラ・カップ ・ドイツで最年少レース優勝者となり、ポルシェ・モービル1・スーパーカップでも2勝を挙げ、歴史に名を残した。

「WECのシーズンを戦うのを楽しみにしている」とシャヒンは語った。

「私は常に耐久フォーマットを楽しんでおり、それがドライバーにとって最大の挑戦とチャンスを提供すると信じている。マンタイやポルシェとともに競うことは本当に光栄であり、レーシングドライバーにとっての夢だ」

「私はマンタイと彼らのレースチームの運営方法が、非常によく合うと感じた。ベンド・モータースポーツ・パークとEMAモータースポーツを代表して世界の舞台に立つことは、きっと素晴らしいことだろう」

「だが、それは簡単なことではない。WECにおける膨大な時間の運転とスティントは肉体的に厳しいものになるだろうね。(自分にとっての)新しいトラックと新しいタイヤによっても難易度がさらに高まり、チャレンジングになるだろう」

「だけど、我々のWECドライバーラインアップは素晴らしい。我々はスピードと安定性を見事に組み合わせている。リヒャルトは経験豊富な耐久ドライバーであり、モリスはカレラカップで素晴らしいシーズンを終えた」

「したがって我々のWECドライバーラインアップは極めて強力であり、ドライバーの相性も抜群で、誰もがシーズンの開幕を楽しみにしていると感じている」

 マンタイのセカンドカーは、すでに明らかになっているように、アレックス・マキリン/ジョエル・シュトーム/クラウス・バハラーのトリオによってドライブされ、この92号車は『マンタイ・ピュアレクシング』というバナーの下でレースを行うことになる。

 マンタイ・レーシングのマネージング・ディレクター、ニコラス・レーダーは、「FIA WECでポルシェとともに何シーズンも過ごした後、EMAモータースポーツとピュア・レクシングというふたつの強力なパートナーを見つけてシリーズに戻ってくることができてうれしく思う」と語った。

「我々の目標は明確だ。我々はこれまでの成功を積み上げ、勝利とチャンピオンシップを目指して競争することを目指している。18台の車両が参加する新しいLMGT3のスタートフィールドでは、スリリングなレースと接戦のチャンピオンシップバトルが約束されている」

「WECにおけるLMGT3の初年度に参加できることをうれしく思い、今年何が我々に待ち受けているかを楽しみにしている」

「我々のチームは非常によく準備されており、全員が高いモチベーションを持っていると思う。最初からそれを示したいと考えている」