レッドブルのセルジオ・ペレスは、2024年のF1シーズンに向けて、「週末ごとに」一貫性と進歩を積み上げることが最優先事項だと明言した。

 2023年シーズン、ペレスは開幕からの4戦で2勝を挙げ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンにわずか6ポイント差まで迫るなど、順調な滑り出しを見せた。しかしペレスは、モナコでの散々な予選セッションを機にその後の5戦ではQ3進出を果たせず、彼のシーズンに影が差した。ドライバーズ選手権では健闘して2位を獲得したものの、ペレスのパフォーマンスは、22戦19勝というフェルスタッペンの独走によって目立たなかった。

 ペレスはレッドブルとの契約最終年を迎えており、ふたたびチームメイトと比較してパフォーマンスが著しく低いシーズンとなった場合、彼の運命とおそらくはF1でのキャリアが閉じられる可能性があることを痛感している。シーズン全体における一貫性と改善、そしてなかなか克服されない弱点の排除が、ペレスの2024年のもっとも重要な目標だ。

「勢いをつけるために、規則性を持てるようになりたい。今年(2023年)やり残したことは進歩だと思う」とペレスはフランスの週刊誌『AutoHebdo』に語った。

「マックスと同点で非常に好調に1年をスタートさせたが、シーズンを通して進歩することはできなかった。時には後退さえした」

「そのため、それが一番の優先事項になると思う。スタート地点がどこであろうが、シーズンを通して進歩することだ。毎週末、進化と改善を続けることが重要だ」

 苦戦が続くなか、ペレスはカタールGPでどん底に落ち、フェルスタッペンが優勝したレースを10位という低い順位でフィニッシュした。ペレスのタイトル獲得への野望を事実上消し去った完全な敗北は、警鐘となった。

 高まるプレッシャーと、ダニエル・リカルドのレッドブル復帰の脅威に動じることなく、ペレスはチームの本部に閉じこもり、下降スパイラルを修正するために3日間の集中的な取り組みに没頭した。ペレスはエンジニアとともにデータを奥深くまで掘り下げ、マシンのセットアップの細部を注意深く調べ、苦戦の根本原因を解き明かそうと決意した。その時期が転機となり、34歳のペレスはマシンの使い方や問題の対処法を「より深く理解して」1年を終えた。

「不振の週末が何度かあった。最初の5、6戦でとても力強い1年をスタートさせたが、その後はマシンとともに進歩できなかった。これは僕が逃した点であり、大幅に改善したいと考えている」

「今年問題が起きたことで、自分が行っていたセッティングやその方法を理解し、問題が起きたときにどの方向に進むべきかがよく分かった。だから、この部分で僕たちは来年(2024年)間違いなく強くなるよ」