2024年末で袂を分かつことを発表したメルセデスF1チームとルイス・ハミルトンがコメントを発表、最後のシーズンを素晴らしい一年にしたいとの思いを示した。

 メルセデスとハミルトンは、2023年8月に2025年末まで契約を延長したが、2月1日、1年早く2024年末でパートナーシップを解消することを発表した。メルセデスは、「ルイスは、昨年8月に発表された契約に含まれる解除オプションを行使した。そのため、彼にとって今シーズンがシルバーアローのために走る最後のシーズンになる」と述べた。

「F1でのメルセデス・ベンツとはここまでの17年間、ワークスチームとは11年間にわたり結ばれたパートナーシップに終止符が打たれることになる」

 ハミルトンは2007年にマクラーレンでF1デビューし、2013年にはメルセデスチームに加入、すべてのレースにおいてメルセデスのエンジンを搭載したマシンで走ってきた。

 2023年シーズン終了時点で、ハミルトンは、マクラーレンで1回、メルセデスで6回、計7回のタイトルを獲得。キャリアを通しての優勝回数は103回、表彰台197回、ポールポジション104回という比類のない成績を、メルセデスと共に挙げてきた。

 チーム代表兼CEOのトト・ウォルフは、次のようにコメントしている。

「チームとドライバーの組み合わせという点で、ルイスとの関係はF1史上最も成功したものとなっており、それは誇りを持って振り返ることができることだ。ルイスは今後も、メルセデスのモータースポーツの歴史において重要な存在であり続けるだろう」

「しかし、我々のパートナーシップがいつかは自然に終わりを迎えることは分かっており、今、その日が訪れた。新たな挑戦を求めるというルイスの決断を、我々は受け入れ、将来の機会について考えるのを楽しみにしている」

「だが現時点で、我々にはあと1シーズンが残っている。2024年に強さを発揮すべくレースに臨むことに集中していく」

 ハミルトンも、2024年に全力を尽くし、素晴らしい形でチームを去りたいと語った。

「僕はこのチームで素晴らしい11年間を過ごしてきた。共に達成したことをとても誇りに思っている」

「13歳のころから、メルセデスは僕の人生の一部だった。ここは僕が成長してきた場所なので、離れると決めることは、これまでで最も難しい決断のひとつだった」

「でも、この一歩を踏み出すのに、今が適切な時期であり、新しい挑戦に取り組むことに興奮している」

「メルセデス・ファミリーの素晴らしいサポート、特にトトの友情とリーダーシップへの感謝の気持ちは永遠に消えることはない。協力し合って、素晴らしい形でこの関係を終えたいと思っている。今シーズン、最高のパフォーマンスを発揮し、シルバーアローでの最後の一年を思い出に残るものにすることに、100パーセントの力を注いでいく」