2月6日、2024年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPクラスの公式テスト1日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにて現地時間10時から18時まで行われた。トップタイムはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が記録した。

 同地で1〜3日にはシェイクダウンテストが行われ、そこではテストライダー、ルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)とコンセッションシステムでランクDのヤマハとホンダのレギュラーライダーがすでに走っている。

 オフィシャルテストからは、ドゥカティ、アプリリア、KTMのレギュラー陣も追加され、23人のライダーが走行した。先日ポルティマオのプライベートテストで怪我を負ったフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)は参加しておらず、ミケーレ・ピロが代役を務めている。

 公式テスト初日は、計59ラップ走ったマルティンが最初の2時間で1分57秒951記録。これがトップタイムとなったが、昨年のマレーシアGP予選でフランセスコ・バニャイアがマークした1分57秒491からは0.5秒ほどの差がある。

 2番手はシェイクダウンテストから好調のアコスタ、3番手はファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)で、日本メーカーの巻き返しに期待がかかる。

 ドゥカティに乗り換えたマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)は技術的なトラブルもあったが9番手、ホンダの最上位はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)の10番手、昨年王者のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は最初の走行で11コーナーで転んでおり16番手に留まったが、まだタイムアタックはしていないようだ。

 マルティン、バニャイア、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、2024年型エンジンの開発に引き続き取り組んでいる。また、ドゥカティは他メーカーと比べると大幅な空力アップデートをしていないようだ。

 KTMは電子制御と新しいエキゾーストシステムに加え、空力とエンジンのアップデートにも注力した。アプリリアはシェイクダウンテストから新しいエアロ、エンジン、スイングアーム、シャシーを試している。そして、ミゲール・オリベイラ(トラックハウス・レーシング)が、四輪車のテストでよく使われる、リヤに空気抵抗の流れを調べる装置をつけて走らせていた。

 ヤマハは空力と新型エンジンの微調整、リヤウイングなどをテストして、カル・クラッチロー(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)も走行。ホンダは新しいスイングアーム、エンジン、シャシーを試していたという。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)はテストライダーのステファン・ブラドルが試したスイングアームをテストしたという。