2024年シーズンもF1のサポートイベントとして全14大会28レースで争われるFIA F2。2月7日にPHM AIXレーシングがテイラー・バーナードの起用を発表したことで、2024年シーズンに参戦する22名のドライバーラインアップが揃った。ここでは2024年シーズンのFIA F2参戦ドライバー、そして新人ドライバーのエントリー状況をお届けする。

 引き続き、11チームが参戦するFIA F2だが、うち4チームが開幕を前にチーム名称を変更している。ロダン・カーリンはカーリン夫妻がチームを離れたこともあり『ロダン・モータースポーツ』に、ダムスはルーカスオイルとのパートナーシップを強化し『ダムス・ルーカスオイル』に名称を変更した。

 インビクタ・ビルトゥジ・レーシングは、時計メーカーのインビクタ・ウォッチ・グループが新たなチームオーナーとなったことで『インビクタ・レーシング』へと改名。そして、チャロウズがチーム運営から離れたPHMレーシング・バイ・チャロウズは、ドバイの投資会社AIXインベストメントグループを共同パートナーに迎え、『PHM AIXレーシング』として参戦する。

 2024年シーズンを戦う22名のドライバーラインアップのうち、10名がFIA F2フル参戦1年目を迎える。ルーキーの中でも注目は、全日本スーパーフォーミュラ選手権とスーパーGT GT500クラスのダブルタイトルを手にした宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)だろう。欧州でキャリアを重ねてきたライバル勢に対し、日本の王者はどのような走りを見せてくれるのか。その戦いからは目が離せない。

 2023年のFIA F3チャンピオンに輝いたガブリエル・ボルトレートはマクラーレン育成に加入し、インビクタ・レーシングから参戦する。また、FIA F3を経験せず、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ(FRECA)からFIA F2に飛び級を果たすアンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ・レーシング/メルセデス育成)とジョシュア・デュルクセン(PHM AIXレーシング)の走りも楽しみなポイントだろう。

 特に17歳のアントネッリはシングルシーターでのフルシーズンを2年しか経験していないものの、2022年のイタリアF4、ADAC F4、FIA モーターゲームズのF4カップ、2023年のフォーミュラ・リージョナル・ミドルイースト、そしてFRECAという5選手権でタイトルを獲得しており、ルイス・ハミルトンが離れるメルセデスF1の後任予想で、既に名前が挙げられているドライバーだ。

 2024年FIA F2は2月11日〜13日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される合同テストを経て、2月29日〜3月2日に同地でF1バーレーンGPのサポートイベントとして開幕を迎える。2024年シーズンのエントリーリストは下記のとおりだ。

■2024年FIA F2エントリーリスト(編集部集計/2月7日時点)
Car.NoRookieDriverTeamProgram1ビクトール・マルタンスARTグランプリアルピーヌ育成2○ザク・オサリバンARTグランプリウイリアムズ育成3オリバー・ベアマンプレマ・レーシングフェラーリ育成4○アンドレア・キミ・アントネッリプレマ・レーシングメルセデス育成5ゼイン・マロニーロダン・モータースポーツザウバー育成6○宮田莉朋ロダン・モータースポーツTGR WECチャレンジプログラム7ジャック・クロフォードダムス・ルーカスオイル-8ファン・マヌエル・コレアダムス・ルーカスオイル-9クッシュ・マイニインビクタ・レーシングアルピーヌ育成10○ガブリエル・ボルトレートインビクタ・レーシングマクラーレン育成11デニス・ハウガーMPモータースポーツ-12○フランコ・コラピントMPモータースポーツウイリアムズ育成14エンツォ・フィッティパルディファン・アメルスフォールト・レーシングレッドブル育成15○ラファエル・ヴィラゴメスファン・アメルスフォールト・レーシング-16アムーリ・コルデールハイテック・パルスエイト-17○ポール・アーロンハイテック・パルスエイト-20アイザック・ハジャルカンポス・レーシングレッドブル育成21○ジョセップ・マリア・マルティカンポス・レーシングレッドブル育成22リチャード・フェルシュフォートライデント-23ロマン・スタネトライデント-24○ジョシュア・デュルクセンPHM AIXレーシング-25○テイラー・バーナードPHM AIXレーシング-
※上記表組および本記事では、FIA F2オフィシャルサイトに則し、スポット参戦経験者含むFIA F2フル参戦初年度となるドライバーを総じてルーキーと表記する