2月7日、2024年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPクラスの公式テスト2日目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにて現地時間10時から18時まで行われた。トップタイムはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が記録して、トップ5台がレコードを更新した。

 同地で1〜3日にはシェイクダウンテストが行われ、テストライダー、ルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)とコンセッションシステムでランクDのヤマハとホンダのレギュラーライダーがすでに走っている。オフィシャルテストは、ドゥカティ、アプリリア、KTMのレギュラー陣も参加している。

 先週、ポルティマオでプライベートテストを行い怪我を負ったフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)はセパンとカタール公式テストの欠場が決まり、ミケーレ・ピロが代役に。前日のテスト初日に転倒で怪我をしたラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)はテストを打ち切り、代役をロレンツォ・サバドーリが務めている。

 公式テスト2日目は、気温33度、路面温度が57度まで上昇。序盤にホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が、オールタイムラップレコードを更新。

 これまでのレコードは2023年のマレーシアGP予選でフランセスコ・バニャイアがマークした1分57秒491だ。また、終盤にはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分57秒134で周回して堂々のトップタイムを記録。ドゥカティ、KTM、アプリリアの海外メーカーに乗る計5人がレコードをブレイクした。

 ドゥカティにとっては改良エンジンでデスモセディチGP24を駆る3人がこのタイムを記録し、前進が見られたことになるが、まだ空力パーツを含めてすべてまとまったわけではないようだ。グレシーニ・レーシングMotoGPのマルケス兄弟はスプリントのシミュレーションを行ったようで、昨年の優勝タイムよりふたりとも速かったが、まだアレックス・マルケスの方が速いという。

 KTM(GASGAS)はアコスタがさらにタイムを縮めて1分57秒726を記録。一方で、チームメイトのアウグスト・フェルナンデス(レッドブルGASGASテック3)は1分58秒915で20番手に沈んでいる。ビンダーとジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は空力パーツのテストに励んだという。

 アプリリアはアレイシ・エスパルガロが3番手に入ったが、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)はリヤのグリップに苦戦しており、タイムアタックができずに18番手だった。アプリリアは昨年、暑い時間帯に苦戦しており、その対策のために昼に多く周回している。

 日本メーカーのトップでは、ホンダのジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)が1分57秒872で10番手。やることがまだあり、トップタイムを記録できる準備はまだできていないという。

 ヤマハのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1分57秒888で11番手となった。昨年のマレーシアGPよりは速く周回できるようになったが、電子制御の面でまだ不満があり、さらに上位からも離されているのが現状だ。しかし、トップスピードは時速338.5km/hを記録して全体トップだ。