WRC世界ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、2月2〜3日に開催されたフィンランドラリー選手権の第2戦『アークティック・ラップランド・ラリー』に2台のGRヤリス・ラリー1で参戦。エルフィン・エバンスと地元フィンランドのスター、カッレ・ロバンペラがドライバーとして参戦し、エバンスが総合優勝を飾った。一方、僚友をリードしていたロバンペラは最終ステージでテクニカルトラブルによってリタイアとなっている。

 TGR-WRTのチーム代表であり、このラリーに自身が所有するST185型トヨタ・セリカGT-FOURで参戦したヤリ-マティ・ラトバラはWRC公式サイト『WRC.com』に対し、チームがラップランド・ラリーに参戦することの重要性を語った。

「これは我々にとって非常に重要なテストイベントだったんだ。カッレ(・ロバンペラ)が完走できなかったことは取り乱すようなことではないよ」とチーム代表。

「カッレはクルマに満足していたし、準備にも自信があった。エルフィン(・エバンス)は今月開催されるラリー・スウェーデンと同じようなポジションで走り、トップでフィニッシュすることができた」

 2022年のWRCチャンピオンで、23年に連覇を果たしたのち今季はパートタイムで世界選手権にコミットするロバンペラは次のように述べた。

「(フィニッシュまで)あともう少しだけ走れたらよかったんだけどね。スウェーデンは1年で唯一のスノーイベントだから難しいし、数少ないテストで最適なセットアップを見つけなければならない。僕たちはこのようなコンディションでの経験は多くないし、マシンの速さを確かめる必要があったんだ」

「もちろん、上位でフィニッシュできなかったのは残念だけど、今回のテストはそういうものではないからね」

 一方のエバンスは、ロバンペラが語ったようなバランスを見つけることに苦労したようだ。彼は今週フィンランド中部で行われるラリー・スウェーデンの事前テストで、そのプロセスを継続することとなる。

「このイベントに参加するのは本当に有益なことだ」と語ったエバンス。

「雪と氷というユニークな路面でのマイレージを稼ぐことには、大きなメリットがあるんだ。クルマを完璧だと感じられるまで仕上げるには、まだ作業が残っていることは間違いないよ。今週中に何を見つけられるかが重要だね」

 トヨタは2023年のラリー・スウェーデンにおいて、Mスポーツ・フォードとヒョンデの後塵を拝し表彰台を逃す結果となっており、スノーラリーでのスピードを追い求めている最中だ。