創設4年目のシーズンを迎えるワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』に向け、元F1王者ジェンソン・バトン率いるJBXEが新たなドライバーラインアップを発表。残留のアンドレアス・バッケルドの新ペアに、サウジアラビア出身のダニア・アキールが抜擢された。

 そのJBXEと同じく創設初年度から参戦するアンドレッティ・アルタウィキラット・エクストリームEも体制をアナウンスし、続投のケイティ・マニングスとティミー・ハンセンの不動のペアで“シーズン4”に挑む。

 昨季もサウジアラビア政府が国家プロジェクトとして推進する国際戦略地域“NEOM(ネオム)”で幕を開けたシリーズは、今季もその近郊ジェッダで2月17〜18日に開幕戦の日を迎える。

 そんな同国でバイクレースのライセンスを取得した最初の女性となったアキールは、2021年から4輪モータースポーツのキャリアを開始し、ダカールラリーやFIAワールドカップのクロスカントリー・バハ、国内でのサウジ・トヨタ・ラリー選手権のT3カテゴリーに出場し、ともにクラストップ3圏内を獲ている。

「このシリーズが始まって以来、その楽しさを目の当たりにしてきたし、そんなイベントに参加できることにとても興奮している」と、ワンメイク電動オフロード戦への意気込みを語ったアキール。

「モータースポーツは仕事と遊びの双方を兼ね備えた最適な媒体であり、このタイプのレースで何を学べるか楽しみにしている。そんなデビューラウンドをホームで迎えるのは快適だし、これ以上良いスタートは望めない」と続けたアキール。

「この機会をくださったJBXEのチームに感謝します。彼の素晴らしいキャリアを考えると、ジェンソン(・バトン)と一緒に仕事ができるのは本当に光栄なこと。私は、チーム全員に最高のパフォーマンスを提供することを目指しているし、皆さんにとって素晴らしいシーズンになることを祈っています!」

 昨年のサウジアラビアではシリーズリザーブのチャンピオンシップドライバーを務めたのち、ヘイキ・コバライネンに代わって第2戦からJBXEレギュラーに昇格したバッケルドも「2024年にJBXEに戻ってくることに興奮している」と述べた。



■バトン代表「新シーズンを本当に楽しみにしている」

「本格的な砂漠地帯でレースをするのはこれが初めてで、昨年はリングサイドでNEOMの壮大なレースの景色を眺めることができたけれど、今はその砂丘で戦えることにワクワクしているよ」とバッケルド。

「ダニアをチームメイトとして迎えることはエキサイティングな見通しだね。モータースポーツ界での彼女の躍進は目覚ましいものであり、僕としても開幕戦サウジアラビアに向かうとき、何が起こるかについては楽観視しているんだ」

 昨季は北米NASCARヘの挑戦を始め、今季も精力的に耐久の世界で活動を続ける“代表”のバトンも、電動シリーズの新年度に向け「強力なドライバーの組み合わせが得られたと信じている」と期待を寄せる。

「アンドレアス(・バッケルド)をJBXEに迎えられることをうれしく思うし、ダニア(・アキール)が僕らと一緒にシリーズデビューを果たすことができるのも素晴らしいね」と語ったバトン。

「アンドレアスのチームでの経験は、今季ポジティブな結果を達成するための素晴らしい基盤を与えてくれるはずで、ダニアは他のカテゴリーでオフロード能力を実証しており、それがこれからのシーズンに向け多くの蓄積をもたらすだろう。とくにダニアのホームグラウンドで本格的にスタートが切れるのは優位だし、新シーズンを本当に楽しみにしている」

 一方、今季もアンドレッティ・アルタウィキラット・エクストリームEとして参戦する北米の強豪は、新年度に向けても4シーズン連続でドライバーラインアップを変更せず、シリーズのすべてのラウンドでタッグを組む唯一のパートナーシップであり続ける。

「新しい章を始めるのはいつも素晴らしい気分で、僕らは過去数年間でとても多くのことを学んだ」と語るのは、2019年のWorldRX世界ラリークロス選手権チャンピオンでもあるティミー・ハンセン。

「これまでの経験を活かし、新年度で良いスタートを切ることを目指しており、これ以上に良いチームやチームメイトを選ぶことはできない。このチームでとてもくつろいでいるし、皆も非常に高い野心を持っており、与えられたすべてのチャンスのために戦う準備ができているよ!」