99レーシングからAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズに参戦しているニキータ・マゼピンは、今週末にアブダビで開催される2023-2024年シーズンフィナーレの“ダブルヘッダー・ラウンド”を欠場する。この影響で同チームはフィリペ・アルバカーキを代役として迎え、第4戦と第5戦に臨むこととなっている。

 元F1ドライバーであるマゼピンの欠場は彼が水曜日に体調を崩した翌日、ヤス・マリーナ・サーキットでの走行が始まる前に、ヨルダン籍のチームからアナウンスされた。

 WEC世界耐久選手権やIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権などで多くの成功を納めスポーツカーレースの経験が豊富なアルバカーキは、99レーシングでルイ・デレトラズとアハマド・アル・ハーティとチームを組み、ふたつの4時間レースで99号車オレカ07・ギブソンのステアリングをシェアする。彼は今季のAsLMSには参戦していないものの、フォーミュラ・リージョナル・ミドルイーストに出場しているニヒル・ボーラのコーチとして、現地で働いていた。

 99レーシングのプログラム・マネージャーを務めるダン・ホッダーは、声明で次のように述べた。

「ニキータ(・マゼピン)は水曜日の早朝に体調不良を訴え、チームが準備を続ける間、サーキットから離れるよう指示された。その後、夕方になってニキータが週末のスケジュールに参加できない可能性があることが確認された」

「この間、99レーシングはサーキットにいることがわかっていたフィリペ・アルバカーキに連絡をとった。その結果、多くの好意とサポートによりフィリペがニキータをカバーすることになった」

「我々はニキータの一日も早い回復を祈るとともに、週末に向けた今後のセッションに集中していく」

 99レーシングは開幕戦セパンで勝利を飾ったのち先週末に行われた第3戦ドバイで2勝目を挙げ、ここまで3戦2勝。LMP2クラスでランキング2位を20ポイント離して第4/第5戦アブダビ4時間を迎える。

 デレトラズとアル・ハーティは、土曜日のオープニングレースを終えた段階で、99レーシングにもっとも近いライバルであるジョージ・カーツ/コリン・ブラウン/マルテ・ヤコブセン組(クラウドストライク・バイ・APR/4号車オレカ07)を25ポイント引き離すことができれば、その時点でシリーズタイトルを確定させることができる。

 マゼピンの不在は、アブダビ4時間レースに出場する計13のLMP2チームの中で唯一のエントリーリスト変更ではない。デュケーヌ・チームでは、オリバー・ラスムッセンがシーズン最終戦のダブルヘッダーを欠場することになり、ジャン・バティスト・シムナウアーが代役に起用された。彼はジョン・ファルブと、イソッタ・フラスキーニでのWECデビューが決まったカール・ワッタナ・ベネットと30号車オレカ07をシェアすることになる。

 一方、フェルディナンド・ハプスブルクは、アルピーヌのWECテストのため先週末のドバイラウンドを欠場したが、今週末はニールセン・レーシングのシートに復帰する。

 LMP3クラスでは、クール・レーシングが新たにマニュエル・エスピリト・サントをサードドライバーに迎え、ドバイでシーズン2勝目を飾ったジェームズ・ウインスロー/アレクサンダー・ブカンツォフのコンビに加わる予定だ。

 GTクラスでアウディR8 LMS GT3エボIIを走らせるサンテロック・レーシングは、43号車のふたりのドライバーを入れ変え、デニス・マーシャル/ポール・エブラード/フロリアン・ショルツの3名で週末の2レースに挑む。