2月9日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は、2024年のスポーティングレギュレーションを発表した。すでにGTAからは2024年の予選方式の変更について発表があったが、他にも気になるポイントがいくつか見られる。

 スーパーGTのスポーティングレギュレーションは、車両に関する技術規定とは異なり、レースウイークに関する規定となる。毎年変更が加えられているものだが、2024年に向けて変更点がいくつか見られた。なお、予選方式についてはスポーティングレギュレーション内では触れられておらず、GTAからの発表どおりブルテンでの公示となりそうだ。

 今季変更されるポイントの大きなものを紹介しよう。

■8 公式登録基準:インターナショナル枠の1枠が国内チームも使用可能に
 スーパーGTに参戦するには、スポーティングレギュレーションの8『公式登録基準』に従わなければならない。この中で、シリーズに参加できる総台数は45台に定められている。規定にはAシード権、Bシード権、Cグループチームなどが記載されているが、通称“海外枠”と呼ばれているインターナショナルチームの項目が変更された。

 これまでインターナショナルチームは2枠が規定されていたが、今季から「インターナショナル・チームが不参加の場合、GTAが保有する2枠のインターナショナル枠のうち1枠をGTAおよびGTEが承認した国内エントラントが使用できる」と定められた。ただし、参加する場合はCグループチームとなり、最大出走台数43台以下の大会(SUGOなど)には参加できない。

 また、その次年度以降も参戦を希望する場合は、再度GTAおよびGTEの承認を得る必要があるほか、インターナショナルチームが2チーム参加する場合は国内エントラントが使用することは認められない。今季は使用するチームはない。

■第23条 サクセスウエイト制:GT300の上限が80kgに
 この項目の2)、3)にはシャシー交換の際のペナルティストップ等が記されているが、これまでGT500クラス、GT300クラスともに上限は100kgに定められていた(GT500クラスは50kg以上は燃料流量リストリクターで調整)。しかし、2024年からGT300クラスの上限が80kgに変更された。また、以前同様1ポイントあたりの換算が2kgに改められた。GT500クラスに変更はなく、100kgのままとなっている。

■第28条 燃料:全車がカーボンニュートラルフューエルを使用
 すでに2月9日にGTアソシエイションから発表されたとおり、2024年からGT500クラス、GT300クラスともにカーボンニュートラルフューエルが使用されることになった。そのため、第28条『燃料』の項目には、「本シリーズに使用される燃料はGTAが販売する燃料に限られる。ピットにはGTAが販売した以外の燃料の持ち込みを禁止するが、発電機等に使用する燃料についてはその限りではない」とする条文に変更された。

■第35条 最大運転距離・時間/第38条 レース終了/付則-3 セーフティカー(SC)運用規定
 2023年ブルテン記載の内容がレギュレーションに
 昨シーズン、2023年7月7日に改訂されたスポーティングレギュレーションの内容が、2024年のレギュレーションに盛り込まれた。2023年第3戦鈴鹿の際に議論となった赤旗中断時のレース終了、ピットイン回数の履行などの内容が盛り込まれている。

■2024年中のSUPER GTテスト及びタイヤ規制に関する規定
 これまでシーズンオフテストの規定については、海外でのテスト禁止(2023年まで)、GT500車両15台と開発車両のみ、ウエットタイヤテストの規定のみしかなかったが、細かな規定が追加された。

 特にGT300について規定が盛り込まれており、原則、オフシーズン中のテストはGTエントラント協会主催もしくはサーキット主催の合同テストのみとし、1チーム単独のスポーツ走行および専有走行は禁止に。ただしシェイクダウン等の事情がある場合は事前に申請のうえ、許可を得る必要がある。これはイベント時のデモランも同様となった。