メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、ジョージ・ラッセルがステップアップし、年末にルイス・ハミルトンがブラックリーを離れる際にはチームリーダーの役割を担うポテンシャルを持っていると確信している。

 ハミルトンが2025年にフェラーリに移籍するという驚くべき発表により、F1を取り巻く状況は劇的に変化した。この予想外の展開に、メルセデスのチーム内でレジェンドドライバーの座を埋めるのは誰かという問いが投げかけられている。ウォルフは、ラッセルが事実上のステップアップを果たし、メルセデスF1チームをリードすることができるか否かという問題にも対処しなければならない。

 2023年は難しいシーズンであったにもかかわらず、25歳のラッセルは常にメルセデスの将来のリーダーの後継者として見られていたが、ハミルトンの離脱によってその時期は明らかに早められた。

「ルイスについての議論のなかで、十分に語られていないのはもちろんジョージのことだ」とウォルフは先週コメントした。

「ジョージはチームの次のリードドライバーになる可能性を秘めている。彼はランド(・ノリス)、(シャルル・)ルクレール、その他何名かの世代に属している」

「ルイスが去ったら、新たにチームリーダーを入れることは望めない。それは間違いないことだ。だが我々には非常に速くて才能ある聡明なドライバーがいるという、これほどまでに堅固な土台がある。我々はただふたつ目のシートに向けて、ふたり目のドライバーを適切に選ぶ必要があるだけだ。それについては、私は急ぎたくない」

「ジョージがいることは、チームにとって素晴らしいことだ。彼はこの2シーズンにわたりルイスと肩を並べていた。ふたりの間には何もなかったし、そのレベルのドライバーがいることが分かっているので、ふたつ目のシートの決定ははるかに楽になる」

 ウォルフは、ノリスとルクレールが最近それぞれのチームと契約したことで、メルセデスは重要なふたりの人材起用の可能性を奪われたことを認めた。

「何人かのドライバーがフリーになる2024年末はエキサイティングな状況になる。数週間前に契約したばかりのドライバーも何人かいる。彼らにとってはチャンスだっただろう。6週間早ければもっとチャンスはあっただろうが、これが現実だ」

「しかし2025年以降のドライバー市場は非常に興味深いものなので、我々は将来を見据える必要がある。ジョージのパートナーにできるのは誰だろうか? 最適なコンビは? 最高の組み合わせは何だろう? それに、加入できるドライバーについてはさまざまな選択肢があると思う」