2月14日、ヨシムラSERT Motulは、2024年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)におけるライダーラインアップを発表。その後、開発兼第4ライダーを務める渥美心が全日本ロードレース選手権第1戦鈴鹿2&4レースのJSB1000クラスにワイルドカード参戦することも明かされた。

 渥美は2021年まで全日本ロードと鈴鹿8耐で活躍しており、TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWに所属していた2019年の鈴鹿8耐でSSTクラス優勝を果たすと、2019-2020シーズンの第2戦セパン8耐ではSSTクラス3位表彰台に上った。

 2021年の中盤からは海外も視野に入れて、EWC最終戦ボルドール24時間ではOG MOTORSPORTからスポット参戦して、総合7位、SSTクラス4位を獲得。2022年から同チームに所属して第2戦スパ24時間ではSSTクラス3位表彰台に輝いた。

 また、2022年と2023年は鈴鹿8耐のみEWCクラスのS-PULSE DREAM RACING・ITECからスポットで出場して4位と8位に入りシングルフィニッシュを果たした。

 そんな渥美は2023年のEWC最終戦となる第4戦ボルドール24時間にはヨシムラSERT Motulから第4ライダーとして出場。チームはこのラウンドで優勝を果たしたほか、渥美は全日本ロード最終戦鈴鹿ではヨシムラスズキライドウィンからスポット参戦も経験した。

 そして、2024年はグレッグ・ブラック、エティエンヌ・マッソン、ダン・リンフットのレギュラー陣とともに、渥美も開発兼第4ライダーとしてチームに帯同することが決まった。

 昨年末や2月12〜14日には岡山国際サーキットでヨシムラチューンのスズキGSX-R1000Rをテストさせており、さらに日本人ライダーとして鈴鹿8耐マシンの開発などを兼ねて、全日本ロード第1戦鈴鹿2&4にヨシムラSERT Motulから参戦することも追加で発表された。

 加藤陽平ディレクターは、鈴鹿8耐では日本人ライダーを走らせたいという希望を毎年持っているため、渥美が鈴鹿サーキットでの経験をさらに積んで、鈴鹿8耐にレギュラーライダーとして出場することが期待される。

■渥美心
「Yoshimura SERT Motulのライダーとして今シーズンのレースに参戦できることになり大変嬉しく思います。自分が世界耐久選手権でのチャレンジを始めてから複数のチームでたくさんの経験をさせていただいたお陰で、昨シーズンの最終戦Bol d’OrではYoshimura SERT Motulのリザーブライダーとしてチームに加入する事ができました。その後、全日本ロードレースへのスポット参戦やテストの機会も得られ、それらの経験からチームのGSX-R1000Rやタイヤに対する理解が進み、チームワークも深まってきております」

「今シーズンは経験豊富なチームと強力な3人のチームメイトから様々なことを学び、レーシングライダーとして大きく成長するシーズンにしたいと思っていますし、日本側でのテストを通しより良いマシン開発に貢献したいと思っています。チームがEWC戦の各レースで優勝、そしてチャンピオンを獲得できる様、リザーブライダーとしての仕事に全力を尽くしますので、応援よろしくお願いいたします」